ギフトを送れる設定にしてしまいましたが、このシリーズは全体公開のままでやっていきます。
小説家になろうの活動報告にもほぼ同文を載せています。
【第二章〜幕間・ミレアの過去回想】
ミレアの人生は語り尽くしてしまっていてここに書くようなことはないので、もし勇者の力、なんていう当時は漠然と「なんか神を倒せるほどの強い人間になれる力」くらいにしか思われていない力をミレアが手にしていたらのIFについて。
まあ当然、なにかのきっかけでリオを殺しますよね。リオはミレアに殺意を向けられても抵抗しないだろうし。
そのあと憎悪はどこに向かうか……残るノアか、リオを殺してしまった自分にか。どちらにしろいい結果にはならないでしょう。
ついでに、もしリオがイルクを殺し勇者の力を得ていたら。リオは自分を嫌っていたし、なにかのきっかけで自害して終わりでしょう。
その後ノアにエレクシファルの魔力が戻ろうが勇者の力でエレクシファルの魔力が消えようが、ノアは女帝に支配されたままだし強敵には変わりない。
女帝サイドに対抗できる者がいなくなった世界。もう終わりだよこの島。
実はミレアの人生より重要なのは、ラヴェーダが善良といえる性格なのがわかったこと。
むしろラヴェーダを復活させれば女帝サイド全部なぎ倒せるし最善策なんじゃない?と思える。
でもそれは死してラヴェーダに出会えた人でないと知り得ないことだし、現場の人たちは選べないよね。
ちなみにラヴェーダは闇と死の神とされていますが正式には「安寧の神」です。闇の魔力を持つのでイメージで闇の神って言われるようになっただけ。エレクシファルは「殲滅の神」。由来は本編のどっかにあります。「闇の神は死の神を自負していなかったし光の神も別に生の神でもなんでもない」みたいなのも本編のどっかにありました。気になる人はまた読み返してがんがんPV回してね!
今回の最後は、まとめではなく裏話。
『本編でイルクがリオの正体を知るのと挿話でミレアがリオの正体を知るのとの掲載タイミングを合わせてるの、実はかなり大変でした』
何十話も前から調整してたんだぜ……