一度、物語が一段落ついたので、自分なりに思う事をざっくばらんに、散漫的に記そうと思います。
しかし、いざ書こうと思うと何を書こうかすごく迷うところでございます。
編纂者たる私が、自分事の話をするのも、自伝的で自己陶酔的だとも感じられ、大変、困ったものです。
そうなると、ドギン君達について話す事以外には何もないと気づく次第です。
しかしながら、物語を解説する、というのも完結もしていないし、終幕したとしてもそれは野暮だ、と感じるので、あくまでも、表現の範囲での話をしようと思います。
さて、“ドギンと光の宝玉”は改訂版でも記すとおり、私は編纂者でございます。
今までの登場人物に関して、私が思う事としてはまず、ドギン君については、今までの文章の範囲では小鬼という野蛮な連中の中でも、人間の立場で物事を考える不思議な雰囲気を持っていて、一見得体の知れなさもありますが、言動や思考の表現はまさに、純粋な子供のような素直さと、成人らしい悩みを抱えているのが表現されているようにも感じられます。
しかし、純粋で素直な彼は良くも悪くも流されやすいのではないかとも思うのですが、偉大な銀の君の影響が大きいのだろうとも思うのです。
一貫して銀の君は、熱くも冷たすぎもしない、知性と確かな温もりを持っているように表現されていると私個人としては考えております。
銀の君の持つ人との接し方が、ドギンにとって良い方向に働いているのではないだろうかとそういった関係性をこの本を書いた著者も感じていたのではないか、と私は思います。
それはそうと、伝えたい事を書こうとすれば冗長気味になってしまいました。
ドギン達の冒険も、そこに暮らす人々の感覚同様長いものですから、雑記を読んで下さる方々にも苦労を強いることになるでしょう。
ですので、今回の雑記はここまでと致します。
今は旧版を優先して投稿させて頂いておりますが、改訂版の方もゆっくりですが、投稿させていただきます。
ぜひ、初めてご覧になられた方が、我らがドギン君達の冒険に興味を持たれることを祈ります。