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『第二思春期』というコンセプトについて


 タグとしてもつけています『第二思春期』というものについて、ちょっと触れておこうかなと思います。

 普通『思春期』というのは、一般的に中学生から高校生辺りを指す言葉になるのかなと思うのですが、自分がその思春期に『第二』とつけたのには訳というか意味というかがあります。
 『思春期』という言葉に皆様何を思い浮かべるでしょうか。『反抗期』や『多感期』…自分が思い浮かべたのは、これらを含めた自分の思春期のことです。

 『一番上の子供だから』という理由で『良い子であること』を普段の空気から静かに強要されてきた子供時代を送ってきた自分には、言うべき自分の気持ちも『それはワガママだ』と自分の中にしまい込み、本来なら楽しいはずの学校生活も『いじめ』や『家庭環境』が影響を及ぼし、本来あるべき『思春期』には程遠い幸薄い時間しか送ることができませんでした。
 故に、作者の自分には『思春期』というものはあってもないようなものでした。
 そんな、健全に思春期を送ることができなかった子供は、少なからずいると思います。
 今回はそうした精神的に成熟していない子供たちが登場人物です。
 彼や彼女にとってはこれが最初の『思春期』だけれど、世間的に言う『思春期』に当てはまらないので、『第二思春期』と呼称しています。

 もっと早くに感じて生きるべきだった時間を、今から生きていく登場人物たちを、どうか見守ってやってください。


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