どうも、カクヨムコン9参加作品で特に刺さった作品を紹介したい人です。
「東雲そわ」さんの「non-sugar」
https://kakuyomu.jp/works/16817330667872340650こちら短編作品なのですが、個人的にぶっ刺さったのでレビューを書かせていただきました!
何と言っても圧倒的な描写力。高校時代を思い出してしまう教室の質感だったり、一言では言い表せない二人の関係性と言い、これぞ文学作品!と感動してしまった。
特に冒頭の一文
「体育館の床を蹴り、飛翔する彼女を、私の眼は無意識に追っていた。」
でグッと世界に引きずり込まれる。
意図的かは分からないんですが、読点の位置が神がかってるんじゃないかな?と勝手に考察してました。
体育館の床、飛翔する女性、主人公の眼、の順番でフォーカスが移り変わるのを過不足のない文章で完璧に表現されてる!
読んでて、自然と映像が浮かんでくる素晴らしい文章で全編が構成されている秀作です!
というか、この著者の方の他作品も同様に素晴らしい文章なので、本当に著者が天才という感じです……