その間、仕事の少なさに副業検討したり、鮭の卵集めるバイトに参加したり、風邪ひいたりしてました。
タコになってインク撒き散らかすの楽しいですね。
それはそうとして久方ぶりに風邪をひき、高校生の時、同じように熱を出して寝込んでいた時のことを思い出しました。
確か老夫婦が住んでいた平家の借家に引っ越ししてしばらく、くらいの頃でした。
熱でぼんやりしていたので夢なのかなぁと今でも思っているんですが、ふと目を覚ますと昼日中でした。
障子のある和室が私の部屋だったんですが、その中央付近に布団を引いて寝てたんですね。
熱があって寝起きでぼんやりしていると、私の枕元付近に5〜6人?、匹?の黒い小鬼がいました。
大体500mlペットボトルくらいの大きさでした。
少し首を傾けてみるともなしに見ていると、どうやら私の周囲を取り囲んで跳ねて踊るような仕草をしてる。
でもなんというか……リズムが合わないようなんですよね。
こう、ぴょんぴょんと跳ねて盆踊りみたいにぐるぐる回りたいのに、小鬼の数が少ないので私の寝ている布団全体を取り囲めない。
頑張ろうとするんだけど、腰のあたりまで行っては何か違うと引き返してくる。
私の体の上で横切らなかったあたり、礼儀正しいな。
そしてふとした瞬間、私が見ているのに1匹が気づいて、しまった!という感じでふっ…といなくなりました。
小鬼達が居た向こう、白い光に満ちた障子を眺めて、そういえば、小鬼達には影がなかったなぁ、と気づきました。
その後は、もう一回寝直したのか起きてトイレでも行ったのか記憶は定かではありません。
よく明晰夢に近い夢も見るので、熱で見た夢かなぁとは思っていますが、後日、心霊漫画の雑誌で同じような小鬼が出てきてのがよく似ていて、記憶に残っています。