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AIのべりすと怪文書『魂売るならピッグモーター』

 オルフェーヴルは激怒した。なぜなら、かつての彼の相方である池添謙一氏のサイン色紙を転売した輩がいたからである。オルフェーヴルは元相方のかたきを討つために、転売屋を次々と狩っていた。
「呆れた輩だ、生かしておけぬ」
 オルフェーヴルは、池添氏やその他有名人たちのサインを入手しては転売している者たちを次々と粛清していった。その中には、サイン色紙の偽造を行う者もいたので、彼はそいつらにも容赦しなかった。
「このズンドコベロンチョ野郎! 貴様も腐れ転売屋だったのか!」
 オルフェーヴルはこう叫んだという。そして、男は連行されていった。その男は、後に秦の将軍白起によって生き埋めにされたそうである。しかし、それでもなおオルフェーヴルの怒りは収まらなかった。
「許さんぞ、絶対に許さんからな!」
 オルフェーヴルがこのような怒りを見せると、必ず災いが起きると言われている。そのため、他の関係者たちは彼を恐れるようになった。
 その後、オルフェーヴルはとある番組でこんな事件を知った。
《魂売るならピッグモーター♪》
「なるほど、こいつらも悪徳企業か……よし、『狡兎死して走狗煮らる』作戦敢行だ!」
 オルフェーヴルは、悪徳業者ピッグモーター社を殲滅するべく動き出した。まず、彼は社長室に向かった。すると、そこには社長の姿があった。
「おお、君かね。今日は何の用かな?」
「はい、実は折り入ってお願いがありまして……」
 オルフェーヴルはそう言うと、社長の目の前に一枚の色紙を置いた。それは、池添氏のサインであった。
「何これ? 俺へのプレゼントかい?」
「いいえ、違います。これはあなたのサインです」
「俺のサイン!? どうしてそんなものがここに?」
「池添氏やその他有名人たちのサインを偽造したあなたを逮捕するためですよ。さあ、署までご同行願いましょうか」
「おい待てよ! 俺は犯罪者じゃねえぞ!」
「うるさい! 黙ってついてこい!」
 オルフェーヴルはこう叫ぶと、社長を殴りつけた。それから、社員たちとともに社長を連れ去った。
 こうして、オルフェーヴル率いるステイゴールド血盟軍は、ピッグモーター社を殲滅させた。
「うむ、これで一件落着だな」
 オルフェーヴルがこのように呟くと、どこからか拍手喝采が起こったという。

「やれやれ、ピッグモーターって、どうしようもないクズ会社だなぁ」
 劉邦は札幌の北24条にある居酒屋で、部下の陳平と話していた。そこで、ピッグモーター社の話になった。
「ああいう会社は徹底的に潰さないとダメなんですね」
「まったくだよなぁ」
 陳平の言葉に対して、劉邦はこう答えた。その後、二人はビールを飲みながら談笑していた。やがて、酒も回ってきたところで、彼らはこんなことを語り始めた。
「それにしても、オルフェーヴルって本当に強かったんだろうね」
「確かに、あの馬は敵に対しては本当に容赦しないですね。特に、自分の相方だった池添さんを侮辱する輩に対しては血祭りにあげていましたし」
「そうだよな。俺も彼の強さには感服したよ。今度、競馬の実況中継でオルフェーヴルを取り上げようと思うんだけど、お前はどう思う?」
「私は賛成ですよ。きっと盛り上がりますよ」
「うん、ありがとう」
 こうして、劉邦軍はピッグモーター社の残党狩りをするとともに、オルフェーヴルの強さを称えることになったのである。

「また、ピッグモーターの連中が有名人のサイン色紙を転売しているらしい」
 オルフェーヴルは韓信と共に、ピッグモーター社の残党狩りをすることになった。彼らが向かった先は、某大手スーパーの家電コーナーであった。そこでは、またしても有名人たちのサイン色紙が売られていたという。
「呆れたものだ。まだ懲りないのか」
 オルフェーヴルはこう言った後、男に詰め寄った。
「貴様、よくも懲りずにこんな真似ができるな!」
「ひいっ! すいません!」
 男は怯えきっていた。
「貴様のせいで俺の相方が迷惑を被ったのだ。だから、貴様に裁きを下さなければならない。覚悟しろ!」
 オルフェーヴルはそう言うと、男の首を絞め上げた上に、金的蹴りを喰らわせた。そして、気絶したところを縄で縛り上げ、警察へ突き出した。
「この野郎、生かしておけないぜ!」
 オルフェーヴルはこう叫んだ。その言葉通り、男は警察に逮捕された後に処刑されたそうである。

「うわーん、怖いよぉ~!」
 ある夜、泣き声が聞こえてきた。一体何事だろうと思って見てみると、一人の少年が泣いていた。その傍らでは、一匹の子犬が震えている。どうやら、子犬を守ろうとして少年は不良少年たちに絡まれてしまったようだ。
「おい、またピッグモーターか!?」
 オルフェーヴルは激怒した。彼は正義のために戦う熱血漢だが、悪人に対しては容赦しなかった。
「貴様ら、何をしてるんだ!」
 オルフェーヴルは怒鳴ると、不良たちを睨み付けた。
「げっ、オルフェーヴル!」
「やべぇ、逃げろ!」
 不良たちは慌てて逃げ出した。その後、オルフェーヴルは子犬を抱えたまま立ち尽くす少年の元へ駆け寄ると、優しく話しかけた。
「大丈夫か?」
「はい、なんとか……」
「そうか、それならよかった」
 オルフェーヴルはこう言うと、近くの自動販売機でジュースを買ってきて、それを彼に渡した。
「さあ飲め。喉乾いているだろ?」
「ありがとうございます」
 少年は礼を言うと、ペットボトルの蓋を開けてジュースをゴクゴクと飲み干していった。その様子を見て、オルフェーヴルはホッとした表情を浮かべた。
「落ち着いたみたいだな」
「はい、もう大丈夫です」
「それは良かった。ところで、君はここで何をしているんだ? 見たところ、中学生ぐらいだけど」
「僕は……あ、申し遅れました。僕の名前は松永久秀と言います」
「ほう、松永弾正久秀の子孫なのか。道理で賢そうな顔つきをしていると思ったよ」
「いえ、そんなことありませんよ」
「謙遜することはないぞ。君のような若者がいるだけで、日本の未来は明るいと思えるからね」
 オルフェーヴルはこう言うと、笑顔を見せた。それから、オルフェーヴルは久秀を連れて帰宅することにした。その間、彼は久秀のことを褒め称えたという。
「君みたいな子が将来、総理大臣になってくれたらいいな」
「そんな、大袈裟ですよ」
「いいや、君には政治家になる資格があるよ」
 オルフェーヴルはこう言いながら、久秀の頭を撫でたという。その後、オルフェーヴルは久秀と別れた。
「さようなら、オルフェーヴルさん!」
「おう、またな!」
 オルフェーヴルはこう言って、久秀を見送ったという。

「オルフェーヴルって、本当にいい馬だなぁ」
 劉邦と陳平は、オルフェーヴルの武勇伝を聞いて感心していた。
「ああ、そうだな」
「でも、どうしてオルフェーヴルはあんなに正義感が強いのかな?」
「それは、彼が正義を愛する熱血漢だからさ」
「なるほどねぇ」
 陳平の言葉に対して、劉邦は納得したようにこう言った。その後、二人はオルフェーヴルの話を肴に酒を飲んでいった。やがて、酒も回ってきたところで、二人はこんなことを語り始めた。
「それにしても、韓信って本当に凄い奴だよなぁ」
「確かに、彼の活躍ぶりには本当に驚かされますね」
「それに引き換え、俺は駄目だよなぁ」
「えっ、どうしてですか?」
「だって、俺にはカリスマ性がないんだよ」
「まあまあ、これから頑張ればいいじゃないですか」
「そうだな。ありがとう」
 劉邦はこう言うと、陳平に感謝の気持ちを伝えた。
「それにしても、オルフェーヴルって本当に強いよな」
「確かに、彼の強さには脱帽しますね」
「俺もオルフェーヴルみたいに強くなりたいよ」
「私もそう思います」
「よし、決めた! 俺、今度オルフェーヴルに会ってくる!」
 劉邦は突然このような宣言をした。
「オルフェーヴルに会うんですか!? ピッグモーター問題で忙しいのに!?」
「うん、そうだよ。彼に会いに行ってくる」
「まったく、あなたっていう人は……。少しは自分の立場を考えてくださいよ!」
「大丈夫! ちゃんと考えてきたから!」
「どんな考えなんですか?」
「まず、オルフェーヴルの好きな食べ物、新鮮な生牧草をたくさん用意するんだ」
「はあ……」
「そして、次にオルフェーヴルを競馬の実況中継に出演させる。そこで、オルフェーヴルの強さをアピールして、さらに、ピッグモーター社との因縁を語るんだ。それで、最後にオルフェーヴルを主役にしたドキュメンタリー番組を作る」

 その頃、オルフェーヴルはさらに悪徳業者たちに天誅を下していた。
「貴様ら、よくも俺の相方である池添さんの顔を侮辱してくれたな! 許さないぞ!」
 オルフェーヴルは怒り狂いながら、男を蹴りまくったという。そして、金的蹴りを喰らわせた後に、男の首を絞め上げた。さらに、男の両足をつかみ、思いっ切りジャイアントスイングをして振り回し、投げ飛ばした。そして、地面に叩きつけた後、男の首を絞め上げ、金的蹴りを再び喰らわせた。こうして、男は警察に逮捕された後に処刑されたそうである。
「またまた有名人のサイン色紙が転売されているらしい」
 オルフェーヴルは韓信と共に、ある指定暴力団事務所に殴り込んだ。彼らは、オルフェーヴルが倒した悪党たちの仲間だったのだ。オルフェーヴルは組員たちを容赦なく蹴散らしていった。
「この野郎!」
「やっちまえーっ!」
 組員たちは一斉にオルフェーヴルに襲いかかったが、まるで歯が立たなかった。オルフェーヴルは男たちを次々と返り討ちにし、全員気絶させた。その後、オルフェーヴルは韓信と協力して事務所内を物色した。すると、金庫の中に大量の芸能人のサインが入っていた。
「おおっ、これは凄いですね!」
「これだけあれば十分だろう。早速、売人どもを締め上げるとするか」
 オルフェーヴルと韓信は手分けして、転売されたサインを探した。しかし、なかなか見つからなかった。
「おかしいな。どこにもないぞ」
「もしかすると、誰かに売られてしまったかもしれませんね」
「くそぉ~、それなら仕方ないな」
 オルフェーヴルはダイナマイトを取り出すと、それを床に置いた。
「おい、韓信。ここに導火線があるから、これを持っておけ」
「え、オルフェーヴルさん。まさか、これで自爆するつもりじゃ……?」
「そんなわけないだろう。ちょっと爆破してくるだけだ」
 オルフェーヴルと韓信は爆発に巻き込まれないように注意しながら、事務所の外に出た。
「それでは、点火するぞ」
「待ってくださいよ! 僕はまだ死にたくないですってば!」
「心配するな。すぐに終わるから」
 オルフェーヴルはこう言うと、導火線を導火し始めた。
「ちょ、ちょっと……!」
「ほれ、行くぞ」
 オルフェーヴルは躊躇することなく、事務所に向かって突撃した。
「うわあああっ!」
 韓信は叫び声を上げながら、オルフェーヴルの後を追った。そして、オルフェーヴルと一緒に、『西部警察』の如く車を次々と砲台から発射した。さらに、オルフェーヴルは車でヤクザたちを吹き飛ばしていった。
 その後、オルフェーヴルと韓信はヤクザたちから押収したサインを全て回収することに成功した。
「よし、撤収だ!」
 オルフェーヴルはこう叫ぶと、韓信を連れてその場を去った。

 数日後、劉邦と夏侯嬰はすすきのにある居酒屋で、一緒に酒を飲んでいた。二人はすでに出来上がっており、呂律も回らない状態だった。
「ねえ、劉邦兄貴。今日は僕の奢りだから、どんどん食べていいよ。遠慮しないで」
「いや、お前こそもっと飲めよ」
「僕はもう酔っているよ」
 彼らの座っている座席のさらに奥では、別の客たちが「珍妙三冠馬オルフェーヴル、転売屋ヤクザ退治!」の噂をしている。
「また、あのピッグモーターだ」
「あの『魂売るならピッグモーター』のピッグモーター?」
「うん。ピッグモーターの連中、いつも転売しているよな」
「でも、今回はオルフェーヴルが韓信と一緒にヤクザの事務所に殴り込んで、サインを全部没収してきたんだって」
「マジかよ! やるじゃん!」
「俺もいつか、あんな風に活躍してみたいぜ」
「無理だって! 諦めろ!」
「あはははは!」
 劉邦は酔い潰れていたせいか、自分が話題になっていることに全く気付いていないようだ。一方、夏侯嬰は噂話を聞いていたのか、ニヤリと笑みを浮かべている。
「ふっふっふっ……」
「どうした? 夏侯嬰」
「実は、先日、オルフェーヴルに会ったんだよ」
「オルフェーヴルに!?」
「そう、しかも、サインも貰ったんだ」
「へぇ、それは凄いな」
「ちなみに、オルフェーヴルのサインには、こんな言葉が書かれていたんだ」
「どんな言葉なんだ!?」
「それがさぁ……」
 夏侯嬰はここで言葉を詰まらせた。
「ん、どうしたんだ?」
「それが、読めない漢字があって、分からないんだ」
「何だよ、情けない奴だな」
「ごめんね」
「まあいい。今度オルフェーヴルに会えたら聞いてみるよ」
「ありがとう、劉邦兄貴!」
 夏侯嬰は嬉しそうな表情を見せた。
「ところで、そのサインを転売したら、いくらになると思う?」
「うーん、そうだな……。100万円くらいかな」
「馬鹿言え! オルフェーヴルは1000万以上の価値があると言われているんだぞ! 100万円で売れるはずがないじゃないか!」
「確かに、そうかもしれないね」
「それにしても、オルフェーヴルは本当に強いな。俺もオルフェーヴルみたいになりたいな」
 劉邦と夏侯嬰は大笑いした。

『魂売るならピッグモーター』(完結)

 …なんて話を『AIのべりすと』で作りましたが、この「擬人化オルフェーヴル」をイメージしたオリジナルキャラクタードールを作りたいな、と思います。『六分の一男子図鑑』のエイトの素体を入手して、製作したいのですが、髪の毛は実馬オルフェーヴルの流星を意識した白メッシュを入れたいです。
 それにしても、暑いですね。皆様、熱中症にご注意ください。

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