カクヨムコンの予告が発表され、作家の皆さんは今頃気合いを入れて腕立て腹筋をしているのではないでしょうか。
私は今回こそ長編に力を注ぎたいと思います。
目標はホラー部門の受賞!
と高く掲げておきたいと思います。
新作ホラー長編を今からもんやり構想して準備していこうと思います。
昨年は短編のアイデアを思いついたらつい書きたくなってそれで時間を費やしてしまいました。
結果、慌てて書いた『烏鵲、暁闇に飛ぶ』は読者選考を通過させてもらいましたが、エンタメの壁は厚く受賞には掠りもせず。
ただ、この作品を書いたことで驚くようなことがありました。それは本当に虫の知らせだったと思います。何かが今書くのだあきら!と囁いたのです。本当です。こういうときは直感を信じるのも良いと思います。
前回、前々回と短編賞をいただきました。
結果論ですが私なりの受賞の秘訣は、丁寧に書くことでした。これはそもそも私が速筆だから特に心得る必要がありました。
短編は思いつきですぐ書けるんです。
でもすぐ思いついたものはたいてい他の人も思いつくし、深めないと読後に何も残らないんです。
気をつけたのは
文章の面白さ(表現)、物語を深めること、印象的な結末
でした。
また、これは私の執筆スタイルがコミカライズに合致しているのかもしれませんが、とくに前回の『まほろば水族館』は映像化したときのビジュアルの面白さも意識しました。
ただ、コミカライズされやすいことを意識しすぎて小説本来の面白さが無くなるのは良くないとは思います。実際『狸穴神社の縁切り地蔵』はコミカライズを度外視して(受賞すると思わなかったから)怖いホラーを書くぞという気持ちで書きました。
受賞してみて言えるのは、あの応募数から数名のみの受賞なんて無理!と思ってたし狙ってなかったということ、ただ読者を楽しませる読み応えのある面白さが凝縮された物語を書こう、という気持ちで丁寧に書いたことが良かったように思います。
選考委員の方に作品を気に入ってもらえること、最後の一押しをしてもらえることが必要です。これはお世話になった作家先生が言われていたことです。
下調べとしてはコミカライズという前提、掲載誌の傾向、過去受賞作に類似作品がないか(これは同じ傾向があるなら類似の変化球を狙うのもありか)、物語の長さは適切か、を大きく外さなければ良いのではないかと思います。
もちろん応募要項はよく読んでくださいね。
僭越かと思いつつ、私の近況ノートを普段読んでくださる皆さんへ応援のつもりで書きました。
あと、大事なことを忘れてた。
運です。ほんと運はあります。
普段から世のため人の為、徳を積む行いを心がけましょう。
私は怠惰な粗忽者ですが、公共のトイレでトイレットペーパーが切れてたらちゃんと変えます。そういう小さな心がけです。
高雄にある美麗島駅コンコース