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2024年9月11日の近況報告 書きたいように書く、の危うさ

「ボクが書きたいように書いた作品がウケて、WEBに公開したら地球がひっくり返るレベルの大ヒットで、
 瞬く間に書籍化、漫画化、アニメ化、映画化して、みんなが凄い凄いと褒めてくれて毎日胴上げしてくれるんだ」

 っていう考えは出来るだけ早く捨てた方がいい。俺だって昔はそうだったし、今でも偉そうに言えないけどね。



 まず「ボクが書きたいように書いた作品がウケる」事は無い。なぜか?
 それは「あなたと完全に同じ人は地球上にはいない」ので「書きたいように書いてもウケる」人は世界中であなた1人しかいないから。

 だから必ず「読者から共感される要素」を入れなくてはいけないし、いわゆる「序破急」「起承転結」といったお話全体の構成を意識しなくてはいけない。
 それに採用するしないに関わらず流行も押さえなくてはいけないし、そもそもウケる話のパターンは決まってて、新規要素は全部出尽くしてます。
 例えば時代劇の「水戸黄門」や「遠山の金さん」のお話の構造は現代の「無双チーレム」と同じなんだ。いわゆる「同じだけど違う話」ってやつだ。
 変にオリジナルの要素を入れようとしなくても、テンプレにカチッとはめた方がウケの良い作品が作れるよ。



 え? 「そんなことしたら個性が無くなる!」だって? その程度で消える個性なんて到底個性と言えない程度のちっぽけな物だよ。
 それに「そんなことしたら個性が無くなる!」っていう反論自体、没個性の極み。みんな、それこそ初心者はほぼ全員言ってる「ありふれきった」ものだよ。
「ボクが書きたいように書かないとオリジナル要素は出ないんだ!」っていう反論そのものが界隈では「散々な位に」見飽きていてありふれているものだ。



 あと君の本音に切り込むけど、本当は創作なんてどうでもよくて「みんなが凄い凄いと褒めてくれて」って部分が重要で、
 だから創作でのし上がって偉くなりたい、みんなから褒められる立場になりたい。っていうのが本音なんじゃないの?
 俺だって昔はそうだったから良く分かるよ。偉くなりたい、偉くなってみんなから褒められたい。うん、よくわかるよそれ。恥ずかしいことじゃない。



 それだったら創作なんかしなくても、被災地に行ってボランティア活動した方がずっと確実に褒めてくれるよ。
 それか、1夜にして「巨万の富」という偉さが手に入る宝くじでも買った方がいい。そっちの方が創作で偉くなるよりもずっと簡単で確率も高いよ。



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