俺はゲームをかれこれ30年以上遊んではいるが「作った事」はありません。なので想像するしかないのですが、
どうやらゲームクリエイターには「プレーヤーが自分が思ったように、自分たちの計算通り計画通りに遊んでほしい」っていう願望があるようです。
だから1人プレイ用ゲームでハメ技とか「装備の組み合わせで簡単に」先に進めるとなるとそれをアップデートで使えなくしたがります。
具体例を挙げると「シヴィライゼーション6」というゲームではかつて「工場六芒星」というものがあって、工業区画で周りを固めた都市を作って生産力を大幅アップ、
って事がゲームリリース初期には出来たんですが、アップデートでそれを阻止する。と言ったことが実際に起きました。
特に今ではアップデートで簡単にルールを改定できるようになったので「開発者が想定していなかった抜け道」があるとそれをふさぐゲーム開発者は多い。
ですけどプレーヤー側からしたら「つまらない」んだよね。30年以上ゲームを遊んでる側からしたら、開発者を出し抜く抜け道を探すのって凄く楽しい遊びなんですよ。
昔はアップデートする仕組みが無かったからそれを修正できずに残ったんだけど今はそれを許さない。ってなったから、つまんなくなっちゃった。
もちろんアップデートにはゲームにとって致命的なバグを修正できるという大きな利点があるんですが、いわゆる「コインの表と裏」だと思います。
よく考えれば「変な話」ですよね?
開発者側は「プレーヤーが使える装備を数多く用意しました。好きに選んで最強の組み合わせを探してください」って言って、プレーヤーは言う通り最強の組み合わせを見つけた。
そうしたら開発者側が「バランスが悪いので調整しますね」って言ってプレーヤーが見つけた最強の組み合わせを使えなくする。
それこそ『何故』やる? 言ってる事とやってる事が違うじゃないか。どうやら開発者はプレイヤーに「楽」をさせるのが嫌いで、むしろ「苦労させたい」らしい。
対人戦要素があるゲームだとさらに顕著で「全てのキャラの対戦組み合わせが勝率50%になる」ようにするとの事。
これは飲食店で言えば「人気料理をわざと不味くして、不人気料理をテコ入れして、全てのメニューが均等にバランスよく注文されるようにする」もので、
こんな事やったら潰れるに決まってますよね? でもゲームメーカーのバランス調整は大体こういうものです。
ゲームなんて「最初から最後まで面白ければそれでいい」のに、ゲーム開発者はなぜか「試行錯誤で永遠に苦しみ続けてほしい」という願望を持っているようです。
この辺を掘り下げるとドス黒い鉱脈にぶち当たるかもしれません。
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