創作界隈では「何度も推敲しなくてはいけない」っていうのが常識と化してますけど、時間が無い人は「棒読みちゃん」のような音読アプリを使うと格段に精度が上がります。
目から入る視覚情報って思ってる以上にいい加減なものなんですよ。
実際に「錯覚」っていう「現実とは違って見える」現象がありますし、WEB小説なら自分が書いた文章なので「誤字脱字なく正しく書かれてるはずだ」って思いこんでるからそういう風に見えちゃう。
誤字脱字が本当にあっても脳はそれを無視して「存在しないように見ちゃう」んですよ。
よく「誤字脱字を見つけるスキルは印刷したり公開した直後に爆発的に高まる」って言いますけど、それが起きるのもこれが原因だったりします。
音読アプリを使えば「目」と「耳」で同時に原稿をチェックできますので、誤字脱字を見つけるのははるかに簡単になりますし、実際誤字脱字を何度も見つけることが出来ました。
というかこの近況報告にも誤字があったので効果絶大です。
それに加えて「音声アプリ」ならではの強みがあって、ちょっと抽象(ちゅうしょう)的な話になりますけど「文体のリズム」とか「言い回し」もチェックできます。
なので音声アプリは作家にとって想像以上に有効なんですが、ビックリする位広まってません。こんな便利な物なのに!? 何で!? っていつも不思議に思うんですよ。
実際「アメリカン・コミック」ことアメコミ(要はアメリカのマンガ)の解説本を同人誌で描いている人がいるんですが、その人も「全く知らなかった」そうで教えたら随分と感謝されましたよ。
こんな便利な物なのに何でみんな使わないの? って本当に不思議に思うんですよね。
あと「自分の作品を声に出して読むのは恥ずかしい」っていう人もアプリならまだ何とか我慢できるんじゃないんでしょうか? というか私がそうなのでそういう意味でも助かってます。
別にこんなことでカネを取っても誰も幸せにならないだろうし、隠したって得しないし、音声アプリ開発者の回し者でも無いのでどんどん使ってください。
無料なら「棒読みちゃん」で十分ですし、ゆっくり実況の声がどうしてもダメなら有料の読み上げソフトはいくらでもあるので、そちらをお使いください。
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