本日の更新で「魔法捜査一課の事件簿」完結いたしました!
最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。
現在、大幅に加筆修正中です。
誤字脱字などを修正してから公募に出そうと思っていたのですが、大変な間違いに気づいてしまいまして、そこを直したら後半の大部分が書き直しに。
ということで、ほとんど改稿作業になっています。
この改稿版をカクヨムに反映させるかどうかは、まだちょっと決めかねています。
何しろ文字数がだいぶ増えており、反映させるとなると数話増やさないとおさまらないはずで、すると完結を一度取り下げなければ追加できないからです。
今のバージョンもこれはこれで気に入っている、という理由もあります。
以下は本編を最後まで読んだ方向けです。ネタバレを含むのでご注意ください。
今だから言えますが、実は菱田と野上の能力、最初は逆でした。
菱田が「トラウマを引き出して精神攻撃をする」で、野上が「時間に干渉することで怪我を癒す」だったんです。
ですが、キャラクター的に逆にした方がいいのではないかと思い、入れ替えたのでした。
それとキャラクターの名付けについて。
メインキャラクターは野上を中心にしています。
「ぬ(温井)」「ね(根岸)」「の(野上)」「は(葉沢)」「ひ(菱田)」で、実は身長順になっていたりもします。
さらに犯人たちも「さ(栄)」「し(篠原)」「す(杉田)」と、さ行になっています。
また、「に(新浦)」もメインキャラクターになれるポテンシャルがあるので、改稿版では出番を増やしています。
もしかしたらお気づきの方もいるかもしれませんが、「ウミガメの紅茶」の「美藤紗千香」は、北森鴻先生の<香菜里屋>シリーズのマスター工藤さんのオマージュです。
元々はオマージュ作品として「ウミガメの紅茶」の設定を考えていました。
主人公はもちろん「美藤紗千香」であり、ウミガメのスープを通して真相にたどりつく、といったものです。
ですが、どれだけ考えてもしっくりこず……もしかして脇役にしたら輝くのではないかとひらめき、今の形になりました。
また、初期設定では野上と葉沢(の原型)の男女バディモノでした。
葉沢にあたるキャラは最初、女の子の設定だったんです。名前を「橋本花音」といい、上司に振り回される元気キャラでした。
しかし何だかしっくり来ないので、男性にしてみるかと思い立って生まれたのが「橋本理苑」です。設定も新しく考え直しました。
次に警察小説にしたくなってキャラクターが増えました。温井と菱田です。
そして「橋本理苑」の設定をそのまま使いたくなったため、根岸が生まれました。
男ばかりじゃあれだし……と、紅一点にするべく「葉沢花音」に。設定も初期の女の子寄りに直しました。
主人公はこの時点で「葉沢花音」だったんですが、根岸でもいいような……と悩んで根岸に。
さらに、好きなものを書くならブロマンスだ! というわけで「葉沢花音」は最終的に男性の「葉沢凜音」になりました。
可愛いものが好きだったり、中性的なところがあるのは女性だった名残なのでした。