プレバト・俳句夏のタイトル戦、炎帝戦がこの前行われました。
あまりにそれが面白かったので。
まず、なんと言っても予選で梅沢富美男さんに打ち勝ち、優勝まで勝ち取ったダウ90000蓮見さん。下剋上というか期待の新星の快挙というか。
夏暁の納沙布 FMのノイズ
この句が他の決勝の句と比べあまりにもセンスが良かった。お笑いのネタで磨いたセンス由来のものでしょうか。
納沙布は納沙布岬。 日本最東端の岬。これにFMのノイズを合わせる感性が素敵です。
このありふれてない組み合わせから出るオリジナリティと脚色されてないリアリティ。
釧路駅 知らないコンビニの 冷房
予選で蓮見さんが出したこの句も良かったです。夏井先生も言っていましたが、このある意味でのチープさ・高尚すぎない部分がいい。
他の人の句も、予選の志らくさんの
渡月橋の騒ぞめき 干からびた蜥蜴
これもすごくいいですよね。美しいって感じの句で。志らくさんらしい仕上がりの句。
そして何より、この日最高の句。
舳先より 泡盛の神酒 一礼す
予選の千原ジュニアさんのこの句…素敵すぎます。完璧な一句。
番組内では句碑にできるという風にいじられてましたが、本当にそう。こんな俳句が軽く流されていいわけない。
他の方の句も題意に沿ってないものの美しい句だったり、目の付け所が良いものだったり、すべて良かったです。
まさに神回ですね。