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 私が一番尊敬している物語は今まで変わったことがありません。
 オスカー・ワイルドの『幸福の王子』小さい子向けでありながら美しいテーマ性が分かりやすく表現されている素晴らしい作品です。

 自己犠牲の美しさ。

 この話は本当に一度聞いた時からずっと好きでした。切なくて、ハッピーエンドなのか考えさせられる終わり方。私は思考停止でハッピー、そんな終わり方は好きじゃなかったんです。保育園とかそんな時から。そんな人間ですから宮沢賢治は勿論好きです。

 すごい小さい頃、宮沢賢治のミュージアムか何かに行った記憶があります。小学生になってからも私の家にはアニメ映画の『銀河鉄道の夜』があって。小説は読めませんでしたが、何度かテレビで見ました。
 知ってますか?この映画。余談ですが千と千尋の神隠しに出てくる海原電鉄すごい似ているんですよね。この銀河鉄道と。

 自己犠牲の美しさ。正しい正しくないとか別にどうだってよくて、私はそれに魅了されていました。

 こういう形で育った私ですが、それでも何でも切ない終わり方というのをこの手で書くのはどうしても嫌なのです。
 『幸福の王子』を尊敬している私ですが、物語であるからにはどこかに「救い」があって欲しいんです。
 そんな想いで書きました。
 
『魂削って書いたので』公開中です。
 
 私の作品の中だと一番賞を獲れる可能性がある作品だと思っています。
 その次は『その一等星の遠さを私は知っている』で、その他の作品はとりあえずで応募しておきました。

 でも、どんな作品でも読んで下さった方には本当に感謝しています。
 ただコメントを貰った時くらいしかこの気持ちを伝えられないので。今、言っておきますね。

 いつも本当にありがとうございます。

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