ヨドミバチ

　略して、ウザロ！！　やばいですね！！！？


　11月初めから新作『ウィッチ・ザ・ロックと呼ばないで＿＿魔法少女の音楽ライブはマジカル自動生成です』を連載始めしましたー！
https://kakuyomu.jp/works/16817330666149383864

　という近況報告を前の土日に書こうと思ってたのに、ずぼらがひどくていま書いてるっていう……！

　やー、よく考えるとカクヨムでは久々の長期連載です。ほぼ１年ぶり？
　ひとまず８話目まで公開済。最初の章がひと段落して折り返し。
　無事に見せたいシーンが出せたので、連載気分も本格化してきたところです。


　見せたいシーンってズバリ、音楽シーン！
　じゃなかったらどうしようぐらいの勢いですよね、このタイトルですもんｗ


　魔法少女×音楽×青春。が今作のジャンルです。

　これ方向性変えたの？　みたいに思われるかもですね。
　でも　前々から書いてみたかったんですよ、歌う魔法少女。ありそうで無いじゃないですか。
　いやホントになかったんですよ、意外とッ。

　プリキュアで歌をテーマにしたタイトルがありましたけど、別に歌で戦ってるわけじゃなかったっぽかったんですよね(見てはないんですけど)。「歌で戦う」のお株はシンフォギア様がほぼ独占。変身ヒロインなので魔法少女の亜種と言えなくもなくもなくもなくも……？


　でもまず自分は戦いたいわけじゃあなかった。
　まあ音楽モノがやりたかったのも微妙に違って、最初は「アイドル」でしたね。アイマスのイメージだったんです。
　魔法少女のキラキラした衣装と「ステージ」ってめちゃ相性よさげじゃないですか。なんで誰もやらないの？
　というわけで、ステージアイドルの魔法少女をやろうと思ったんです最初は。


　といっても、衣装着て歌うだけじゃそれこそ見た目が魔法少女なだけのアイドルですからね。変身バングだけあるみたいなｗ
　魔法があるなら楽器もできますよ、演奏音楽のステージが、バンドができますよ。
　ってことで、ウィッチ・ザ・ロック！


　そんなこんなで。このギリギリタイトルです。
　いや、あやかったように見えるでしょうけど、実のところそんな場合では一切ないくらいめちゃめちゃ焦ったんです……！！

　だって、書いてるときに、ぼざろがアニメ化されましたもの！　しかもあのヒットぶり。やばい！




　ぼっちちゃんが変身してしまう！！！！！！！




（幸いなことにメイド服でしたｗ）

　でもだってかわいいじゃないですかぼっちちゃんん！　げっそりさせながらなんでも着せたいですよ！　いつ羽根の生えたステッキ持たされヒラヒラ衣装着させられお目目ぐるぐるになるかわかったもんじゃない……。
　公式二次創作、うぃっち・ざ・ろっく。もじりも完璧これですやん……(あ、リョウちゃん派です)。


　そりゃ別に丸カブったってきらら訴えたりしませんけど(できるかｗ)、後追いはマジで嫌です。いくらアマチュアでやってて自由だからって後出しで丸カブりはヒキます。
　タイトルカブらなくたってギターで魔法少女って記号だけでアウトですよ。知りませんでしたとか口笛吹きながら言えるタイプじゃないんです自分（口笛吹きながら喋れたら神業ですけど）。


　というわけで、先にフタしたい動機もあってこのタイトルとなりました。もちろん気に入ってもいるんですけどね。あとちゃんと創作的意図も絡んで「と呼ばないで」やら副題やらを追加。
　音楽シーンも公開しましたし、もういつでも変身していいからねっ、ぼっちちゃん！！！



　でもですね、「魔法少女×音楽」という部分、ここもまだ不安でした。実は自分の知らないタイトルがあるんじゃないか……。

　別にそこまでエンパイア……じゃないや、なんだっけ……そう、パイオニア！
　パイオニア的な立場にこだわりがあるわけじゃないんですけど、ちゃんとこれは自分色のものですとは言いたいわけです。主人公のキャラクターとかは結構個性的にできる自信ありましたが、小説として面白くすることも考えたい。


　そこで「青春」。


　これも結構、稀少価値としてよっしゃって感じです。
　「音楽×青春」はもう手垢べっとべとなわけですが、「魔法少女×青春」はこれもありそうでないんです。

　『かつて魔法少女は悪と敵対していた』でようやく「恋愛」という青春モノの一角に切り込みが入りましたが（アニメ化たのしみー！☆）、ブルージャイアントや坂道のアポロン、あと音楽モノじゃなくてスラダン弱ペダみたいなスポーツモノとかとか、とにかく何でも情熱的な青春とはまだまだ魔法少女遠いんです。変身するのは女の子だし、ガールズの青春はギャグと恋愛だけじゃない、はずなのに！！

　いいえ、あるんですよ実はひとつ。『放課後のプレアデス』って、ガイナックス(!?)のアニメ。
　とっても繊細ででも熱い、魔法少女たちの青春モノです。自分のバイブルのひとつでもあります。


　とはいえね、よくよく考えれば、いわゆる「多感な思春期・10代女子」と本来の魔法少女適正年齢（ソースとかあるんですかｗ）って微妙にズレがあるんですよね。体が育つとフリフリ衣装がコスプレかちょっとムフフなゲームのヒロインみたいになっちゃうし。

　ですが、そういうミスマッチからの不協和音こそ、物語の種だとも持論ですが思うんですよ。「普通じゃない」わけです。「普通じゃない」「異質な」「異世界的」「非日常」と子供たちが衝突するとき、エネルギーとドラマが生まれると。

　一応10代魔法少女は草分けがあるおかげでそんなに心配はないんですけどね。
　CCさくらは中学生になりましたし、偉大なるまどマギ様もおわす。あと直近でわりと堅実な、魔法少女特殊戦あすか。以前書いた魔法少女はまどマギが原点だったので、ウザロではあすかをある面リスペクトしてます（血生臭さではないですｗ）。


　長々制作秘話らしきものを吐露してしまいましたが、とにかく「魔法少女×音楽×青春」がウィッチ・ザ・ロック。でも「呼よばないで」。
　副題通りただの音楽モノでもなく、魔法による自動音楽。そこがどうしてそうなったかは、また連載が進んだときここで語りましょう。



　その物語で青春していく女の子は、間鋼雀夜（まはがね　さくや）ちゃん。

　クールで礼儀正しい黒髪ポニテ眼鏡女子。ゆえあってホームレス(!?)。

　この子も魔法少女モノの主人公らしくはないですね。クールっていうよりサバサバしてます。もっとオドオドキョドキョドして人と目を合わせられないような子だったら書籍化ヒーローになれてたに違いない。まぁそれだとホームレスになった時点で詰みそうですが……。


　でイメージカラーもピンクじゃなくて青紫なホームレス女子高生・雀夜ちゃんですが、第１話はホテルで禁断のパパ活スタート！
　全年齢向けですよ!? なに考えてるんですか!? ※本当に全年齢向けです。

　頭揺らしたらカランコロン鳴るどっかの変人ベーシストみたいに独特のマイペースが個性的な雀夜ちゃん。
　崖っぷちスタートの彼女と魔法少女の契約、そして音楽との出会いから始まる青春活劇『ウィッチ・ザ・ロックと呼ばないで＿＿魔法少女の音楽ライブはマジカル自動生成です』はただいま絶賛連載中！

　３の倍数の日付（ほぼ２日置き）で更新しています！　応援よろしくお願いします！！


P.S.
　添付は表紙イラストの分割版。二人並んでいる魔法少女の雀夜ちゃんだけのバージョンです。
　イラストレーター・片流ニオ様にご依頼しました。
　小説内では変身はおろか契約さえまだしてないんですが(ｗ)、これが雀夜ちゃんでその魔法少女姿。今回は以前の魔法少女と違い、ちょっと髪が伸びて色が変わったりするだけの衣装チェンジ型です。かっこいいですね✨

片流ニオ様のエックス：https://twitter.com/Katharsis_02
・Skeb：skeb.jp/@Katharsis_02/
（メールでも受け付けているとのことです☆）