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先行スピンオフとかやってみた

普段書かない近況ノートなるものを、ヨドミもしてみむとするなり。
ブログとかやってた時代もありましたけどね(別名義)。ツイッターが本拠地になってからはつぶやき捨てがクセになり。

とにかく、ちょこちょこ追加してた短編集が仕上がったので、記念に記録と雑感など。

『戦神たちの花嫁【読み切り版・貴族令嬢&令息“いいなずけ初デート”短編集】』
https://kakuyomu.jp/works/16816927862604786992


なにげに初めての要素が多い作品でした。
1.恋愛主体の物語
2.3000~5000字クラスの短編
3.先行スピンオフという変則的な書き方


1は要素のあるものは書いたことあるけどっていうことですね。
『ルーシー・ダイヤモンド・ドーソンと晩餐を』なんかはかなり近かったですが、作者としては家族愛の物語で意識してて。

自分が書くとだいたい恋愛とか性愛じゃなくなるから書けないなあと思っていたんですが、なんかこう、ある日降りてきた、「許婚令嬢たちが婚約者の帰還をただ待つ話」っていうのがあって、それまだ温めている長編版の『戦神たちの花嫁』なんですが、そこから「許婚から始まる恋愛」があってもいいんじゃないかってことで、このたびの短編集を思いついたんですよ。なんて長い一文だw

まあだいたい、親とかが決めた相手とはうまくいかないっていう恋愛モノのセオリーはありますよね。でもそれってただの願望だし、昔ながらのロマンスじゃないですかっていう。そういう王道も嫌いじゃないんですけど。
せっかく書くならセオリー破りたいっていうのが自分のいつもの創作スタンスで、実際それで「恋愛モノを書く」っていうモチベーションにもなったわけです。

ちなみに本作は設定上、たくさんカップルが作られてますから、きっとうまくいかないパターンのほうが多かったりはするんでしょう。その中からうまくいきそうな5組だけ抜き出してきたと思ってもらえればいいです。


2なんかも書けないから書かないみたいなやつですね。
どうしても設定盛りたくなってそのぶん長くなりますし。地の文減らせないとかは案外焼け石に水だって知ってます。

今作は本編(長編版)が別にあって、しかも「短編集」という仕様のおかげで、一編一編の分量を抑えられた感じでした。3の話にもなりますけど、先行というか、実質「(まだ)架空の本編」からのスピンオフという立ち位置はとても書きやすかったです。


で、その3の先行スピンオフという仕様。
これは書けるものから書けばいいじゃんと思っただけのことですね。マージンもPVも気にしないアマチュアは超絶自由です。謳歌しています。

ただ実際、やっぱりキャラクターは動かしてるほうが造形が固まってくるっていう部分はあるんですね。考え方も話し方も。
長編版は5組のカップル=10人の男女+それ以上の脇役たちが入り乱れる群像劇のようになる予定ですから、ある程度キャラの造形を深めて勝手に動いてくれるようにしておかないと、かなり苦労するでしょう。キャラが勝手に動く、なんてよく言いますが、あれはある意味「すでに考えていた」みたいなものではあるんです。作者自身も気づかないだけで。

いまはNolaという創作支援サイトを使って人物設定をあらかじめまとめてはいるんですが、実際に物語にしてみて、そこから見直すべき部分とかも出てきたので、確実にこの短編集は本編(長編版)にも寄与してくれることでしょう。
なお、そういう仕様のため、短編集と本編で若干設定の相違が出ることはあります。楽しみにしてくださっている方々には悪しからず。


そんなこんなで構想中の本編ですが、そう、まだ構想段階ですね、残念ながら。
今回の執筆はモチベ醸成っていう側面もあったので。先にすごい高カロリーな長編をここじゃないですけど書いていたので、燃え尽き気味だったのもありまして。
もちろん、皆様から応援いただいて、それなりに執筆意欲も高まってまいりました。


本編(長編)版『戦神たちの花嫁(仮)』は、読み切り版・短編集として収録した5組のカップルたちの、主に「許婚の帰りを待つ」令嬢側に焦点を当てた物語となる予定です。
というとシリアスそうですが、表向きはそんな婚前令嬢たちが王都で花嫁修業合宿をしながらわいわいやっていく感じの、コメディ色の強い作品になるはずです。時々令息側の戦場パートが挟まってシリアスになるとかですね。

主人公は決まっていますが、5人の令嬢+αを全員魅力的に書いていきたいので、短編集でお気に入りのキャラクターが見つかりましたらよろしくお願い致します。


長々と失礼しました。ヨドミバチ

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