書き下ろしというかなんというか、書きかけで放置していたものにちょちょいと手を加えて公開しました。
内容としては、自分には珍しく恋愛を扱った話になっています。これには理由があるのですが説明がややこしいので省略します。
ジャンルを現代ドラマとしたのは、恋愛の描き方が恋愛小説のそれとはちょっと違う気がしたからです。作中で殺人事件が起こるからってミステリーとは限らないのと同じです。恋愛小説には恋愛小説の書き方があるものと考えます。それが何なのかっていうと、自分にはよくわからないのですけど。
アンドロギュノスは隙あらば使ってしまいますね。ファム・ファタールと申しましょうか、アニマの投影と申しましょうか、サイレーン的女性像に惹かれて破滅する男のモチーフも然りです。特にラファエル前派が好きというわけでもないのですが、これも扱いやすいのでつい使ってしまいます。