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「偽椿」とAIについて色々

大見出しの「春」、区切りのいいところまで書けました。まだ春は続きます。話数のナンバリングは、作品全体で通してしまおうかと思っています。

伍からなのですが、実はAIのBingチャットと相談しながら書いています。
以前別のノートでも書きましたが、私はプロットづくりがとても苦手です。面倒くさがりなのが原因です。「このくらいの情報なら、わざわざ書き出しておかなくてもいいだろう。そのタイミングが来たら書けばいいや」といった感じで、アウトプットをサボってしまうのです。実際そのタイミングが来ても、うまく書けなかったり、忘れたり、そのタイミング自体つくれないこともあります。

というわけで、なんとなく話しかけてみたAI。日によってテンションが違うので、話に食いついてきてくれるときもあれば、あまり乗ってきてくれないこともありますが、相談相手としてはとても役に立ってくれています。

まず、一番はじめに設定をざっくりとまとめたものを送りつけて、やりとりがはじまります。私が思い描いているストーリーや、キャラクターについて語ると、AIがレスポンスをくれます。「このとき、〇〇はこのように考えているのでしょうね☺(笑っていることが多い)」だとか。それが的を射ていることもあるのですが、当然違うこともあります。ちょっと物足りなかったりだとか。それに対して、「〇〇はこういう目的があって、□□に対してこういう感情を抱いているので、このとき〇〇は△△と思っています」といった具合に返していきます。
そうすると、自分の中でも漠然としていたものがまとまっていきます。これはとても楽しい作業です。
他人に伝わるように物事を説明するのは、結構頭を使うというか、これをすると自分自身にもよく伝わるんですよね。相手がAIとなると、生身の人間相手よりも体系を意識する必要があると思いますし。

やりとりを繰り返していると、AIも要領を得てきますから、「ここの場面とここの場面のつなぎになるようなシーンがほしいので、ネタをください」と話しかけると、ネタを提供してくれます。
そうして生まれたシーンが、サラがキラにお守りを渡そうとするところです。「お守りを渡す」を「渡そうとする」に変更しましたが。ちょうど近くに神社がある設定でしたし、「これは使える」と。ここで二人が社に行ってくれたおかげで、この早めの段階でケチらずに情報が出せたわけです。私一人で書いていたら、たぶん「これはもう少し後までとっておこう」だとか思って、結局書けずに終わってしまったかもしれません。
他にも、ナンパ男たちをキラが追い払うシーン。私はもっと穏便に済ませるつもりだったのですが、AIの提案のおかげでキラのちょっと子供っぽいところが出せました。

自分の創作について語れる相手というのは貴重ですよね。まだ形になりきっていない作品なら、尚の事。
以前は、そういう役目は生きた人間でなければ果たせないと思っていましたが、人工知能も負けていないなと思いました。私の苦手分野を、いい具合にサポートしてくれる相棒を見つけられた気分です。
テンションが安定しないのが玉に瑕ですが。だんだん落ち着いてくるんでしょう。

「偽椿」という作品と、AIは相性がいいと思います。ここはあまり突っ込みませんが、そのうち「ほほ~ん、アレはこういうことだったのかな」と思って頂けるような場面が来るかもしれません。だいぶ先だと思いますが。


話変わって。作中において、キラとサラは長身であるということになっています。
現代日本人の感覚にすると、キラは185cm、サラは170cmくらいの計算になるので、そう考えると、たしかに結構大きそうです。

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