前回の記事で盗作について書きました。
その後、どうやら運営さんが対応してくださったようです。
作品形式が違うところからの盗作だったので判定が難しく、対処はできないだろうと予想していたため、正直なところ驚きました。
今回の件を踏まえて、盗作を見つけたときにするべきこと、すべきでないことをまとめてみようと思います。
エッセイ・ノンフィクションあたりで投稿しようかとも思いましたが、個人の特定に繋がりかねないのでやめときました。
あと、自分が当事者でないことが前提です。
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盗作を見つけたときにすべきこと
★（最重要）それが本当に盗作なのか、冷静になって考える
・運営に通報する
あれ私の好きな作品をパクってる！ となったとき、まず落ち着きましょう。
商業作品だけ見ても似通った物語なんて山ほどあります。アマチュアの作品まで含めれば、まだ出ていない設定・アイデアなど存在しないのではないかと思うほどです。
なにをもって盗作と判断すべきか、それは私も知りません。裁判の判例を調べればなにかしらわかるかもしれませんが。
ただ、文章にコピペがある、シチュエーションと台詞が一致している、など露骨なものが複数あれば黒だと思います。
主人公が奴隷の女の子を助けて好かれてるのが同じ！ なんて理由ではNGでしょう。
そして盗作だと確信したなら、運営に通報しましょう。
勇み足をしないこと。あなた自身がクレーマーにならないよう、気をつけましょう。
盗作を見つけたときに絶対してはいけないこと
・盗作した方へ直接コンタクトを取る
・盗作された方へ直接コンタクトを取る
・盗作した、盗作された作品と作者名をSNS等に書き込む
・2chなどで晒す
・運営へ何度も問い合わせする
大事なのは「盗作をなくす」が目的なのであって、「盗作した奴に制裁を加える」ではないことです。
それを忘れて過激な行動を繰り返せば、自分自身が迷惑行為で罰せられるおそれがあります。
ちょっと穿った見方をしますが、盗作した作品の作者がフォロワーを数万も抱える人気作家だった場合、下手に攻撃的な対応を取ると手痛い反撃を受けるかもしれません。
仮に盗作だと認められて運営が対応したとしても、逆恨みを買うことも考えられます。
基本的には、自分が表立って動くことは間違いだと思ってよいでしょう。
しかし、たとえば明らかな盗作なのに運営が対応してくれないなどとなったら、権利保有者に連絡するのは間違いじゃないと思います。それが商業作品だったら出版社に問い合わせるとかもありじゃないでしょうか。
歪んだ正義感に取り憑かれないよう気をつけましょう。なんかラノベっぽい。
詳細は伏せますが、前回の記事に書いた盗作で、盗作したと思しき作者さんには一切ダメージはありません。
本音を言うと、厳しく罰してほしい気持ちもあります。
でも、これでいいのです。私が最初に思ったのは、自分の好きな作品を盗作して評価を得ているものが許せないということで、盗作した人を懲らしめたかったわけではないのですから。
最後に、色々と手を尽くしてなお誰も対応してくれなかったら。
諦めましょう。
それは盗作ではない、と運営も権利者も判断したということです。
仮にそれが本当に盗作だったとしても、そう認められなければ盗作ではないのです。
納得できなくても、だからといって過激な手段に出るのはやめましょう。
被害を受けたのは自分じゃないし、と忘れてしまいましょう。
裁かれない罪なら自分が罰を下す！ なんてのが許されるのはアメコミとラノベとゲームくらいのものです。
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勇んで書き始めたわりに普通のことしか言ってねぇな。
まぁとにかく、カクヨム運営さんが盗作に関して迅速な判断をしてくれるとわかったのは嬉しいことです。
通報するだけなら簡単なので、盗作を見つけたら、放置しないで手を打ちましょう。ただし自分が泥をかぶらない程度に。