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『やがて色付く異世界幻想』感想

※ファンタジー小説『やがて色付く異世界幻想』(著:畳屋 嘉祥)の感想。一章二節三話読了時点。
 ネタバレありなので、読んでいない人は絶対に見ないこと。














 よくある転生ファンタジーかな? と思って読み始めたら意外なほど丹念に練り上げられた物語。今のところは王道展開をなぞっているものの、まず文章が素晴らしく丁寧で読みごたえがあります。
 また、目、色、という要素や比喩、描写が多くて、作者さんの中でテーマや伏線の収束する展開が明確になっているのでしょう。期待感が高まります。
 あとは異世界転生を謳っていながら主人公が転生者じゃない(高位存在?)というのが斬新でした。それでいて始まった途端に目立ちまくるでもなく、むしろ周りの人に生暖かく守られているのが面白い。
 序盤も序盤というところで10万文字をオーバーしていて、佳境までどれくらいかかるんだろう、という思いが多少あるものの、完結まで追いかけようと十分に思わせる魅力に満ちた話でした。
 未完結ということで感想は短めで。続きをわくわくしながら待ち続けたいと思います。

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