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『カッサンドラーは語らない』完結

 おれはやった!(亡者感
 ようやっと完結にこぎ着けました。人に読んでもらえるレベル(自称)のオリジナル小説を書けたのは久しぶりです。

 最初は、なんか軽いボーイミーツガール的なものが書きたかったような気がします。破天荒な少女に振り回される無気力男子みたいな、ありふれたやつ。それがこねくりまわされるにつれ、めったやたらに面倒くさい話になってしまった。

 とはいえ、実のところ自分ではそれほど暗い話だとは思っていないのです。重苦しいのは文章の書き方のせいでしょう。たぶんきっと。
 テーマは信頼。好きな女の子に振られて傷心の男の子が、神秘的だけど破天荒な女の子に惹かれていく話です。その女の子には『人に信じてもらえないけど確実に的中する予言ができる』という力があって――という感じ。こう書くと思ったより軽いな。

 テーマから少し離れている、主人公を振った女の子の話が長くなってしまったのは自分でも予想外でした。感情移入してしまったかもしれません。高校生にとってはくだらなく、大人から見ればどうでもいいようなことだけど、中学生の頃の自分にはそれがすべてだった。そういう後悔の話が好きなのかもしれない。いや、ハッピーエンドありきですけども。救いのない話は苦手。

 ともあれ、無事に完結させてやれてよかったです。着想から数年、だらだらと書いては消してを繰り返していましたが、コンテスト参加を目標にしたら道筋が見えたようでした。目標を決めるって大事ですね。目標とか夢とか一番嫌いな言葉ですけど。次は軽いファンタジーか戦闘ものを書きたい。
 楽しんで創作ができる場にカクヨムが醸成されていくことを祈りつつ。

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