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異世界DJ完結しました。(解説!解説ゥ!!)

お仕事コン、応募作2作品目『異世界DJバトル!〜詠唱ラップと盾スクラッチで闘技場(ハコ)をブチアゲろ!〜』が完結しました。(予定より、ちょっと早いですが、最終チェックをこの後やりたいので……)

【作品ページ】
https://kakuyomu.jp/works/16817330647506475990

かなり苦労しましたが、やってみたい事を形に出来たので良しとします。お仕事コンは、計7万文字で出陣です。この一か月(実質執筆に当てた時間は二週間くらいですが……)毎日更新というミッション立てたり、あえて避けていた音楽小説に挑んだりと、個人的には刺激となるシーズンでした。


完結したので、軽く解説しようかと。実際のラップバトルでは『フロウ(歌唱法)』と『ライム(韻)』と『アンサー(即興性)』のスキルで競われます。フロウとアンサーは字の如くなので、韻踏みとは何か、説明しましょう(*'ω'*)

韻踏みは、言葉の母音( a i u e o )を前後で揃える事でリズミカルに聞こえて、より印象に残るアレです。例として、作中にある文章を用います《 https://kakuyomu.jp/works/16817330647506475990/episodes/16817330648347484565 》(disc⑨『オーディエンス』より引用)


君は結構前に死んだでしょ
医師からは健康の診断書


こうして見ると普通の文章。読み上げるとなんとなくイメージしやすいと思いますが、更に深掘りします。次に、韻の組みとなっている言葉を並べます

君→医師
結構→健康
死んだでしょ→診断書

ここまでいけば、あーなるほど!!と、なると思います。君(kimi)と医師(isi)はiの母音の『i』が揃っているので韻が踏めています。

『結構』と『健康』、『死んだでしょ』と『診断書』も近い母音の並びになっていて、同じように聞こえるので、良い感じの語感踏みになっています。

これに『アンサー』を付けるのが、バトルのポイントになってきます。

このラップの前に『おい!ルーキー!トップに喧嘩売るなんて、テメェはボケてんのか!!』的な煽りをされているのですが、『そっちはとっくに死んでる(トップが威張る時代は終わってる)、自分は医師から健康のお墨付きだから』という煽り返しが出来ているわけですね。うおお!ラップってすげえ\\\\٩( 'ω' )و ////

と、どの文章もそれなりにこだわっています。韻踏み部分は(読み辛くなるかな……という、不安はありますがあえて付けました)、傍点を付けてますので、興味があればラップバトルのロジックを作品内で、確かめてみて下さい。DJバトルも実際の大会に求められる、スキルテクニックを忠実に再現しています。


何にも考えてない、ノリ重視のエンタメ小説と思いきや、専門知識において、いつもの三倍くらい描写に力を注いだ作品です。良かったら読んで欲しいです……それくらい、頑張って執筆したので(本音)


これにて、お仕事コンはミッションコンプリート! さあ、次の公募に向けて執筆!と、しおり挟んだ作品を読み漁るぞ〜(*´꒳`*)

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