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10月1日より、新作長編小説『不透明なクラゲに色を一つだけ選ぶなら』連載開始します。

第31回電撃大賞、納得の三次落選を受けて数週間……水面下で第32回の投稿作の準備に取り掛かっていました
-_-b

前回は新しい歴史エンタメ!と、作家性を押し出したスタンスでしたが、今回はより電撃大賞というレーベルカラーを意識した作品を用意しました。

作品名は『不透明なクラゲに色を一つだけ選ぶなら』となります。
なんとジャンルは【ジュヴナイルSF】
またガラリと変わりましたw
以下あらすじと主要登場人物です。



【あらすじ】

新種の深海クラゲが発見されてから、透明人間は現実のものとなった。

透明人間の存在が認知されていく中、透明人間より個性が見えない高校二年生の北水明幸(きたみず あきゆき)は、透明人間の学生達と四人一組で集団生活をする合宿に参加する事になった。

彼はその中で、天草優(あまくさ ゆう)という透明人間に一目惚れしていく。

明幸が見る『姿』とは、恋の『形』とは。透明な青春物語が——浮かび上がる。



【登場人物】
・北水明幸(きたみず あきゆき)
主人公。ごく普通の男子高校生、一般生徒枠として『透明学生共同合宿』に参加、そこで透明人間の天草優に好意を抱く。

・花笠美穂(はながさ みほ)
名門お嬢様学校から、一般生徒枠として合宿に参加した生徒。清楚な身なりだが、根はイマドキ女子高生。

・天草優(あまくさ ゆう)
主人公が合宿で初めて出会う透明人間。何故か性別を明かさないミステリアスな雰囲気を漂わせる。

・小森和子(こもり かずこ)
通称コモケー。主人公とグループを組む透明人間であり、現役プロゲーマー。休学中との事だが、ネット慣れしたフランクな姿勢で接する。

・越前利勝(えちぜん としかつ)
絵に描いたような博士の見た目をした、高齢の合宿担当教師。

・五島千尋(ごとう ちひろ)
合宿所の養護教諭を勤める若い女性。独特なイントネーションと終助詞を使う。



『透明人間』を題材にしたSF(海洋要素が強いです)という事で設定を空想で誤魔化さず、原理をキッチリ定めた作品。そして、新たな多様性の一つとして現代社会に浸透しているという世界観。

はい、電撃のレーベルカラー意識しまくり。でも同時代性を書ける筆が自分にはある、そう示す為に形にした物語となります。

余談ですが、この作品は自分がカクヨムアカウント作った初期にプロトタイプを載せた作品です。

その時から今まで、自分を作家として認知し続けてる人はいないに等しいのですけどね…。


無駄話はさておき、12万字くらいで終わらせるボリュームで10月1日は序章までを一挙公開、それ以降のエピソードは毎週土日更新でやっていく予定です。受賞を狙ってるというよりは、また一次以上抜けを目指す←そんな軽い目標です、頑張ります。

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