八咫空 朱穏

魔法のある異世界を舞台に様々なキャラクターたちが織り成す日常の小さな物語。すべて1話完結です。

1話完結200文字、どこからでもお読みいただけます。素敵な花言葉、見つけてみませんか？

僕は教室の喧騒を避けて図書室に向かう。図書室の読書スペースには先客がいた。

わたしはいつから優しさを受け付けなくなってしまったんだろう？

車窓から眺める景色は日々刻々と変わりゆく。 辛うじて残っていた春の名残も、いつの間にか消えてしまった。

俺、ソラネコは神社の境内がお気に入りの場所だ。円形に切り取られた空を眺めていると、悩み事を忘れられるからだ。今日もそれ目当てで空を眺めに来たのだが……。

200文字ぴったりで、異世界の情景を切り取っていきます。どこから読んでも楽しめますが、1枚目から読むといろんなギミックが見えてきたりします！ 48か所の場所と、12種類の花言葉。…

最近のご主人さまは機嫌がいい。機嫌がいいから、カフェに連れてきてもらった。「期間限定のパフェ、どっちを食べたい？」ご主人さまはそう聞いてきた。メルは、ご主人さまと同じものを食べた…

昼食を賭けて、トランプゲームで勝負することになったふたり。勝利の女神はどちらに微笑むのか。

目が覚めて体を起こそうとすると、全身の至る所から痛みが襲ってくる。この原因は――心当たりしかない。

片道6時間の小旅行、その最初の旅程は転移陣（テレポート装置）までの散策。その途中で出会ってしまった蠢く影。その影は話しかけてきて――。

朝、いたずらで起こされたサファル（サフィー）は、その犯人レインを追いかける。犯人が逃げ込んだのは、田んぼの中だった。

写真の中でぬいぐるみを抱いている少女、東雲柘榴。その彼女が、ぬいぐるみと共に時を重ねるお話。

メィリィ（メル）は、ご主人さまと一緒に本屋に本を買いに来た。本屋さんには本がいっぱい置いてある。メルも、ご主人さまも、欲しい本が手に入る……？

故郷を追われた名もない白猫は、吹雪の夜の微かな光に導かれる。蒼い瞳に映る一日の始まりは、どう見えているのだろう。

フェネルはいつものように、お菓子の差し入れを持ってスミレの書斎に向かう。今日はそこから、いつもと違う展開が待っていた。

“悠久樹海”フォレスフォードで暮らすヴェーラ。そこに、毎月仕事でやってくる幼馴染のフェネル。 何気ないいつものやり取りの中で、ヴェーラはフェネルと距離があることに気が付く。 距離…

妹にあるおつかいを頼まれた紅葉（くれは）。おつかい先で出会った空間に、ちょっとした興味を惹かれる。その空間の秘密を探るために、もう一度その場所を訪れる。その空間が持つ意味とは、そ…