岡田旬

　アニメを強く意識して文章を書いている。
何気に脳内映像は「灰と幻想のグリムガル」な感じ。
登場人物の描き分けが出来ていて、背景は水彩画風。
台詞は好みの声優さんの声だったりする。

　作文にあたり、脳内再生をスケッチしている訳だが、絵面より声の質感で当て書きしているところがある。
人の内面は姿形より声に出やすいと、何処かで思い込んでいるのかもしれない。
　台詞書きはかなり楽しい。
チャンドラーやヘミングウェイの訳文、矢作俊彦の小説や笠井潔の文体、押井守の口調に影響を受けている気がする。