• 異世界ファンタジー
  • SF

『玄冬記』最新話更新。20231127

ノート書き忘れてました。
どーも、ソースケです。

『玄冬記』の最新話を更新しました。
ウェルロッドがニニオから総司令官に任命される話。
正直、いつからウェルロッドがこんな武人設定になったのか分かりませんwww

ウェルロッドの初登場は確か、ヴィルの戴冠式辺りだった筈。
あの時は完全にチョイ役のつもりで、うだつの上がらない辺境の没落貴族で武家でも文官家でもなかった気が……。
いつの間にかジウ家が生粋の武家になってるし、北の蛮族がルーツとか後付で色々設定が追加されて……。
北の蛮族、モデルはヴァイキングです。
パイレーツではなくヴァイキング、北欧神話を信仰するノルドの戦士の方です。
ラウンドシールドってマジで便利ですよ、Youtubeなんかで動画があるので見てください。
上腕に固定してないが故に、相手の攻撃をいなし、その盾の下を通すように斬撃を繰り出す。
マジで凄いよ。
ヴァイキングに関する作品も多い昨今。
例えば、漫画ならヴィンランド・サガ、ネトフリにはヴァイキングというドラマもあります。
ただ、ラウンドシールドの使い方なんて描写はない。
そんな事よりストーリーの方が大事だからねw

さて、ウェルロッドは南部戦線の総司令になりました。
没落貴族から大出世です、おめでとうございます(嫌味
見事に権力闘争の只中に放り込まれた訳です。
まぁ、現場で実際に戦っていた末端の兵士にとっては、中央から新着する見ず知らずの武家貴族の司令官より、共に戦っていたウェルロッドの方が安心でしょうけど。
南部戦線の総司令官となると、責任も伴いますが、何より権力が大きい。
平時であれば大将軍が座るポスト、南部の武力及び物流を掌握する役職です。
アブトマットが逆賊になり大将軍のポストが空いたため、暫定的ではありますが臨時政府に認可された軍事的ポストの最高位です。
そら、最古三家や勲三家から出すのが筋ってもんです。
しかし、ニニオは実行力のみを重視し、ウェルロッドを任命します。
これ、ヤバいくらいに尖った采配って事は理解して頂けたかな?
コンビニで3日前に入ったバイト君を店長にしたような感じ?
まぁ、あり得ないわけなんですけど、これが通せる時点で元老院はもう用済みなんですよね……。
普通なら元老院にこの案が提出された時点で却下を食らうのが普通なんですが、なんで通ったんだよ。
からくりとしては、前線の後退が止まり、補給路も強化され、安定してきたという情報だけで、元老院は南部にもう問題はないと考えた訳です。
だから、南部の総司令が誰になろうと構わないという事で、ウェルロッドになった。
というか、ニニオに一任する形になった。
世間や現場の人間の心理や状況は、元老院には分からないって事です。
これ、今の政治でも起きてる事ですよね。

まぁいいや。
南部戦線の総司令になってウェルロッドは戻ってきます。
新たな増援も増え、なんとか一撃を出せるだけの兵力は揃いそうです。
ここでウェルロッドがどのような作戦を出すのか。
そこがこの節での山場です。
では、また次回。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する