仁王2でそろそろ落命回数が1000回に達しそうです。
どーも、ソースケです。
『おまかね』の第1章、37話を更新しました。
『魂世界』でのウラグとのひと時の続きです。
魔術師を「ストライゴン」と読ませていますが、これは元々ルーマニア語か何かです。
「シュトリゴン」と読むのがメジャーかもしれません。
『Ace Combat 6 解放への戦火』で、敵国のエース部隊から名前は拝借しました。
吸血鬼や魔術師という意味です。
敵のエース部隊ですが、滅茶苦茶好きです。
使用機はSu-33、ラストに出てくる隊長機はCFA-44という架空機体です。
とにかく、シナリオが凄くいいので機会がある方はやって下さい。
さて、今回はまたまた魔術の話です。
とは言っても、結局は後々作中で説明は出てくるので、ここでは更に深い所の話。
この世界には魔法と魔術の2つが存在するという話は既に分かって頂いていると思います。
実は、更に細かく分ける事が出来ます。
魔法とは、基本的に『促進術』と呼ばれるものです。
例えるならば、マッチの小さな火を『促進』させ巨大な炎にする、そよ風を『促進』させ大木を切り裂くエアカッターにする等。
つまり、『1を5にも10にもする』のが促進術です。
裏を返せば、『0から1を生み出す』事は叶いません。
現状使用されている魔法は全て促進術です。
グローがよく使用している『ストーンブラスト』も、石に作用している力を1方向だけ促進させる事で飛ばしています。
……、難しい?
物理の授業になるのですが、地面に落ちている石ころにも様々な方向からの力が加わっています。
その全ての力が釣り合った状態なので止まっているわけです。
一番わかりやすいのは重力。
石には重力が作用して、下に向かう力がかかっています。
しかし、地面に接しているため、その地面が石に掛かる重力と同じ力で押し返しているので、石は地面の上で止まっています。
この重力と地面の押し返す力の均衡が崩れると、石は空に飛んでいくが、地面に沈んでいきます。
上記の例は上下方向の力のみに限定して話していますが、風が吹くなどすれば左右方向の力の話も出てきます。
風が石を押す力と、地面との摩擦力が釣り合っているため動かないわけですね。
その横方向の力の1方向を『促進』させれば、石を吹き飛ばす事も可能な訳です。
分かったかな?
なので、炎の魔法を使う場合、必ず火種が必要になりますし、水の場合は水そのものが必要になります。
静電気を雷にする事も出来ますが、静電気がなければ何も出来ません。
それに対して、魔術は『創造術』です。
『0から5や10を生み出す』技です。
火種なしで炎の出し、砂漠で洪水を起こします。
また、『改定術』という種類の魔術もあります。
これはもう神の領域なのでここでは省きますね。
長くなった……。
魔法・魔術に関しては、わりとがっつり設定を造っているので、その違いが少しでも分かって頂ければいいかな。
ガルはやっとお目覚めの時間です。
調査依頼はかなり楽な依頼なので、作中での理論的な話が多いです。
この世界への理解度を上げるための節だと割り切って、辛抱して読んで下さい、お願いします。
では、また次回。