椒央スミカ

第101話。
前作「とんトリ」から続く、双（ふた）つの世界の戦いが終わりました。
まだリムたちが元の世界へ還るエピソードが続きますが、二つの世界での一つの戦いを書き終えられたのに、筆者は感無量です。
これまでのご声援、ありがとうございました。

安楽女がボロボロになりながら抗う姿は、前作のラスボス、女帝（エンプレス）との対比です。
女帝は「この世界の一部たれ」という生物の本能で、しぶとく抵抗しました。
一方の安楽女は、相方の千羽のために生き延びようとしました。
前作は本能相手の戦い、今作は想念相手の戦いと、位置づけています。

この近況ノートの日付は10月9日です。
長崎市の防災無線からは、原爆投下時刻の11時2分に「千羽鶴」の曲の一節が流れます。
これは作為的に合わせたのではなく、スケジュールどおりに執筆して重なりました。

当初、歌詞使用料を払ってでもこの歌詞を作中に記したかったのですが、いざ書き終えてみると、歌詞と歌唱は別途耳目にしてもらったほうがよかったと感じています。

「千羽鶴」歌詞
長崎市ウェブサイト/被爆50周年記念歌「千羽鶴」
https://www.city.nagasaki.lg.jp/heiwa/3020000/3020300/p002380.html

「千羽鶴」歌唱
Youtube/長崎市公式チャンネル
https://youtu.be/b71bNmC_bVY?si=F9k566vCoGwtCU-A&t=88

防災行政無線チャイム 長崎県長崎市『千羽鶴』11時2分
Youtube/A320 ANA氏投稿
https://www.youtube.com/watch?v=K6CLNTo2bmA

当該作品「とんこつTRINITY REVERSE!!　－令和日本戦姫爛華－」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650860676446