「ときめきの中華・和風恋愛小説コンテスト」用に執筆中だった作品、「要の街の幽通事」を削除しました。
理由は以下になります。
・コンテスト趣旨との乖離
8万字以上という規定でしたから、恋愛描写はじっくりと芽生えさせよう……と考えておりましたが、他の応募作を見、レーベル様の作品をいま一度チェックすると、開幕恋愛モノが好まれる様子。
コンテストの趣旨にそぐわないものは応募したくなく。
・夏バテのぶり返し
ことしは人生最悪で夏バテが酷く、路上で体が動かなくなり立ち尽くすことも。
その夏バテが残暑でぶり返しつつあります。
残暑が酷すぎますね……。
体を壊しては元も子もない、という判断です。
・スケジュールの都合
中旬から法人様相手のお仕事が入りました。
夏バテがなければいけそうだったのですが、これが前述の趣旨との乖離を見直す差し水となった感じです。
・削除するなら★評価が入る前に
★評価が入るとランキングに関与してしまうので、早く動きました。
……以上です。
1万3.000字ほどのほんの序盤でしたが、読んでくださった皆様、ありがとうございました。
ジャンルとしては歴史、もしくはミステリーが相当だと思いますので、そうした機会があれば復活させたいです。
プロット上では、銘示は未来からタイムスリップしてきた存在で、記憶喪失ながら断片的にこの先に起こることを知っており、樫瑠璃の助力を得て歴史上の惨劇の回避、もしくは本来の歴史へと修正する……という展開でした。
最終的に樫瑠璃が「記憶を取り戻した銘示の、未来の言葉を通訳する」という結末です。
「幽通事」とは「その時代に存在しない者=幽霊=銘示」の専属の通事、でした。
終盤で、清国(中国)の水兵と長崎市民が衝突する大規模暴動「長崎事件」が史実より前倒しで発生するのですが、この出来事は日清戦争の日本勝利の一因になっているため、台湾統治、ひいては清国侵攻が加速し、それに加担する坂本龍馬、暗躍する武器商人トーマス・グラバー、軍艦の製造で巨大化する三菱……というご当地ネタを盛り込む予定でしたが、まあ歴史モノですね😅
一応「愛は歴史のひずみに勝つ」というテーマではありましたが。
(「仁 -JIN-」みたいに)
9月下旬まで遅めの夏休み&書き溜め期間とし、「閃盤のカレイドスコープ」を再開予定です。