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【参考写真】「とんリバ」原爆救援列車運行の地

連載100話目。
記念回ではありますが、最終話が近いこともあり、ここでは特にはしゃがず。
作中に登場する原爆救援列車を、少々ご紹介します。

添付画像は長崎市三芳町のものですが、同様の車輪と案内板はJR道ノ尾駅、JR長与駅にもあります。
原爆炸裂直後の長崎市街地を運行し、被爆者を搬送したC51形蒸気機関車。
(車輪はC53形のもの)

案内板の説明だけを見れば、機関車の雄姿、乗務員の勇気に思いが向くのですが、運行はスムーズとはいかず車内で息絶える人、搬送先の救護所では人手も薬も不足していたことを、被爆者の証言で知ることができます。
また、添付写真の案内板の向かいにある踏切は、原爆の後遺症に苦しむ人の投身自殺が続いたため、線路内にはひっそりと慰霊の地蔵尊が建てられています。
そして、案内板直上の丘陵地は浦上機銃砲台の一角、ハゼ山機銃陣地で、兵器工場を空爆から守る対空機銃が配備されていました。

自作を通して歴史を、平和を……というおこがましさはないのですが、本作の案を練っていた当時、特急かもめの廃止が近づいていたもので、様々な要素が頭の中で自然と絡み合って、本話の展開となりました。
次回101話は変則的に、10/9(月)午前零時の投稿となります。

当該作品「とんこつTRINITY REVERSE!! -令和日本戦姫爛華-」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650860676446

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