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『白き太陽と影の怪物』後書き

 お疲れ様です。
 甘味でございます。

 さて、本日第一作が終了致しました。
 皆様は読んでいただけたでしょうか?

 此方に飛んで頂いたという事は、読んでいただけたと思っても良いのでしょうかね……?

 では、今回は後書きを此方に少し書かせて頂きます。
 読んでいない方にはネタバレが含まれると思われますので、今すぐ本作のページを開き読破して頂けたらな、と思います。

――以下、後書き――

 まず、一言目として、ここまでの御愛読有り難うございました。
 紆余曲折と、私の中でも中々に迷いつつ書かせて頂いた作品だったのですが、皆様如何でしたでしょうか?
 何分私としましては書き足りない感覚が強いので、皆様も若しかすれば黄泉足りないと思ってしまうかも知れません。
 一応、未来的に書籍化できるようになれば、修正と増幅を行い本作を紙媒体に仕上げたいなと考えております。

 では、少し区分してお話し致しましょう。

《本作のストーリー》
 本作は黒かばん達の世界(「けもの」の本能/著者:大上)にて繰り広げられた、世界の断片の小さな闘争……と云うべきでしょうか。
 流れとしましては、シロ(猫の子/著者:気分屋)が黒かばんの世界へと赴き、世界の終焉を阻止するような、まあ何とも王道バトルストーリーと思える内容ですね。
 一応はあの事件の後という設定でして、かばん達がゴコクに立ち寄っていたのも著者である大上氏と話し合った末の舞台設定でした。
 対するシロはその後には親猫による大人編もあるのですが、その間のお話しでしたね。詳しく言うなれば、猫の子終盤のシロでした。なので隻腕の理由に関しましては察しの良い読者なら感づくでしょうかね。あ、本能からのご来訪の方は読んでみて下さい。猫の子読者の方も同じく本能をオススメ致します。

 話は逸れましたが、今回の主人公をシロに合わせ、更には本能の黒かばんの決意後の葛藤や、シロというイレギュラーがどれだけその世界に影響を与えるかなど、可成り心理的な面が強く出ていました……かね?
 心理的な面で云えば終盤の黒かばんとシロの最終決戦も同じく出ていましたね。
 正直、黒かばんって何思って戦ってきたんだろう……って考えた末のあの設定でしたが……弥速まあ、難しいですね。

 今になって言えますが、正直黒かばんは正規の史実の延長を前提としたキャラクターの扱いが難しいのなんの……。
 真理の見えないキャラクターを主軸にするって本当に難しいです。
 対してシロは解りやすいと言いますか、真っ直ぐ突き進むような純粋な心と云いますか、多分描写としては可成り使いやすかったなと思いましたね。

 戦闘に関しましては、FCのようなアグレッシヴな動きでは無く、泥臭さを引き合いにした戰いを重視致しました。確かに無茶苦茶動いてはいるんですけど、それでも私特有の規模が違う戰いをしなかったのは……しなかったか?……まあ、うん。

 そういうことで(?)

《黒かばんについて》
 先程も云いました通り、心の奥が見えない分本当に使いづらかったです。大上氏に質問をいくつかしていたのですが……まあこれが難しいのなんの。
 多分彼にとってはどんな使われ方をしても、愛さえあればそれで良いという感覚なのでしょうね(まあ、逆にどうして良いか解らなくなったけど)。
 因みに、今回彼女がやっていた行為って、表では可成り描写できないことが多かったです。

 ゴコクのフレンズの消失の謎。
 まあ、察しが付いてる人は居るでしょうけど、案の定彼女に喰われてます。
 野生暴走が出来ない以上セルリアンとしての性質を活かした捕食をしなければいけないという死活問題があったので、正直結構雑に決めていました。
 因みに、最初はある程度捕食し、後は生成機のセルリアン達に捕食させたって処までが正解で、更に詳しく説明すると、終盤で破壊された生成機の中には(既に消化してしまって存在してないけど)多くのフレンズの輝きが蓄積され、セルリアンの栄養として取り込まれていました。
 ここはパンデミックを想像して頂ければ容易でしょう。
 セルリアンがフレンズを食し、内部で形成されるサンドスター・ロウを永久的に作成し続ける為に、セルリアンの自己再生を持ちいたカニバリズム化……まあ、この辺は一寸エグい話になるので、興味ある方は一寸危ない本に手を出してみれば解ります(ムカデ人間と並ぶぐらいぶっ飛んでる)。

 さて、黒かばんの思想に関しては、ここはまあ、本作でも闘争を求めていた訳なので、ある程度簡単に書きましたが、その根幹的理由は正直思い付くのが難しい事この上ないですよ……正直、黒かばんを文芸で使うのって程々難しい。それも、原作の延長設定だから準拠する項目で縛られて縛られて……。

 けど、まあ意外と考えてみて、逆推測すると楽しいですね。

《シロについて》
 話す事あるかな?ってくらいに今回解りやすい主人公だったかと。
 真っ直ぐで正義感が強い。でも何処か暗い過去を持っている。
 王道的なタイプで、先輩肌。

 彼について話せる事というか、話すにも一言で済むという訳で、正直長く話すには難しいキャラクターですね。
 ただ、隻腕に関しましては、あの状態で善く彼処まで戦えたなと思えます。

 さて、作中で疲労が可成り目立ったシーンがあったと思われますが、アレは黒かばんの生成機の影響でした。実は彼、仄かにサンドスター・ロウを吸収してしまっており、補給が可成り困難な状態で、逆に言うとそれに気が付かず戦い続けてしまい、吸収出来ないロウによって補給を止められてしまっていた状態でしたね。
 ただ、あの歯車があった御蔭で彼はセルリアン化する事無く、結果として何事も無く過ごせました。

《???について》

 上手く誤魔化しているけど、様は名前の出なかった登場人物についてですね。
 二名程居るとは思いますが、まずシロが死地直前でであった彼。まあ、解ってる人は多いかと思われますが、彼です。
 何故彼はシロの元に来たの? という問に関しましては、実は未だ言えません。ただ、今回彼がシロに渡したのは、フィルター兼ブーストアイテムと考えて頂いて宜しいです。

 対して、黒かばんが終盤に出会った“奴”に付いてですが……こっちはまあ私としての作品初出……では無いです。
 いや、と云うよりは私の作品でも、気分屋君の作品でも……大上君の作品でも微かにあった可能性があるって程です。
 ただ、まあこれ以上話すと案の定ネタバレなので、考察していて下さい。

《本作キャラクター特殊パワーアップ詳細》

 黒かばんについては、簡単に言いますとサンドスター・ロウマシマシ野生暴走フルマックスなモードでしたね。案の定本能的に生きているので暴走なんてしませんが、純粋にパワーだけなら野生解放シロを片手で弄べます。
 ただ、原作でもそうですが彼女のこのフォームは、本来彼女の望む力では無く、逃走という相手とのギリギリを楽しむのでは無く、障害の排除というのが目的でした。
 まあぶっちゃけ、素の戦闘能力ならシロと正面でかち割っても勝てないので、このくらいしないとね……?
 明記としましては『黒かばん ディアヴォロス』ですかね~(適当)。

 対しシロも簡単で、周りのサンドスター・ロウをフィルター化して純性にして送り込む以外にも、もう一つございます。
 正直、どちらも純粋な力ではありますが、そのもう一つは宇宙エネルギー……と云いましょうか。少し詳しい言葉を噛み砕いて説明すると、太陽などの自然発火にちかい惑星の核の露出した人の手が入っていない純粋なエネルギーその物を吸収しております。
 明記は『シロ ガラクスフィア』ですかね。

 適当に書きましたが、正直この二人……今回の戰いのみのパワーアップみたいな物ですけど、やれるんだったら光線とか光速移動とか、宝具とか――まあ、何でも出来るレベルの二人でしたね。

 やらなかった理由は単純に二人が使い慣れてない力だったという事で、ご容赦下さい。

《終盤》

 作者の本音「うゎぁ……“奴”出て来ちゃったよ……やだなぁ」
 はい。

 まあ、うん。
 黒かばんドンマイですね。セクハラを超えた貫通でした。良い貫通だと思います(?)。

 案の定詳しい事が言えないのはここでも同じですが、そして前記で申した通りでもありますが、まあヤベー奴です。
 ナーンカミナレタウデモッテルシナー。

 まあ、もうちょっと待ってて下さい(白目)

《第二作について》
 第二作は前回申した通りうー電車様作の「ひこうき」「かがやき」より、セルミミズクでございます。タイトル等は以前に話しましたが、まあ現在まだ作成中なので少々お待ちを……。

 詳しく言えないのもそうなのですが、甘味感は出したいです(意気込み)


 さて、取り敢えず速記ではございますが、適当な後書きは以上でございます。
 次回の投稿は未定ではございますが、何とか急いで書き上げるので少々お待ちを……。

 それでは、私も書きに戻ります。
 では、また次回作で!

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