どうも、サカハラ コウです。
最近は転職したてでなかなかハードな毎日を送っております。それでも、どんなに疲労していても、絶対に、たとえ一行でも小説を書くことは徹底しております。完成はいつになるのかな……まあ、秋の公募までには絶対に間に合わせますが。
転職して電車通勤に変わったと言うこともあり、最近は毎日小説を読んでおります。鳴神響一さんの刑事ものミステリー、荻原浩さんの仕事小説「あの日にドライブ」「神様からひと言」(ともに再読)、村上春樹さんの「海辺のカフカ」(再読)を読みました。
どれもめちゃくちゃ良かったんですけれど、ここ最近で一番刺さったのは「海辺のカフカ」ですね。本当に面白くて、途中マジで泣きそうになりました。特に、星野さんが良かったですね。自分もマールボロを吸いながら街を闊歩したくなりました(もちろんそんなことしませんが)。
さて、タイトルです。我々はどうして物語を必要としているのか?
どうしてでしょうね。少なくとも、自分は本を読んで、『魂がスライドする』感覚を味わいたいから、なのかな、と思います。
自分は最近転職をしました。前の会社が糞だと思ったから転職したわけですけれど、新しい会社だって両手放しで「最高!!!!!!」とはとても言えないな、と(自分は転職したてはナーバスになりがちなんで、フェアな判断はまだできないんですけど)。
そんな状況でも、行きと帰りの電車で本を読める。家に帰ったら寝る前に小説を書く。それって結構幸せなことなんじゃないかな、と思うわけです。
確か村上春樹さんの「回転木馬のデッド・ヒート」だったと思いますが、35歳を人生の半分だと考える話がありました。その基準でいくと、僕はもう人生の後半に入って数年経っている年齢なんですよね。それでも、日々にささやかな喜びを見つけられて結構、幸せなのかもな、と思うんです。
ではまた。