@Sainokuni-Omiya

※疲れている人には、推奨できない話です。 『過労悪』かろうあく。 　ホラーでも怪談でも殺人事件でもない。 　だけど、なによりも怖い話。

　キャットケージに吊るしたベッドメリー。 　猫たちは興味がない様子でしたが……。 「【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」参加作品。

子どもの頃、謎が解けるまで物凄く怖かった記憶。 「【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」参加作品。

　短い身近な怪談、第２弾。 　一話完結で、誰かが語っているタイプのショート怪談集です。 　ほとんどオチや解決はありません。 　ただ見た、起こった、関わった……。 　身近な恐怖体…

　なぜか恐怖をそそる長い黒髪。 「【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」参加作品。

　十年以上前の花冷えの季節。 　夜桜を見に出かけたら、トイレに行きたくなりました。 　公園の公衆トイレに入ると、タップダンスのような音が聞こえてきて……。 「【公式自主企画】…

夏の喫煙所で先輩に怖い話をする後輩。

　幽霊、オバケ、不思議な存在……。 　それらを見る、感じる人たちの身近には、こんな体験があるのかも知れません。 『見える人』と呼ばれる人たちにも、色んな見え方や感じ方があるんで…

　ゲリラ雷雨が去った夜。 　チカチカする街灯。　道の向こうから聞こえる、カシカシという軽い音。 　道路の上をほふく前進するように近付いて来る、大量のめがねの行列。 　そして、仕舞…

　幽霊が見える人の話。 　ぼやけていたり、白っぽい半透明に見える幽霊たち。 　人混みで擦れ違う生きた通行人たちと同じように、幽霊たちも、ただ擦れ違うだけの赤の他人。 　それだけだ…

　背中に翼をもつ鳥人(とりじん)。　密猟により滅んだとされていたが、生き残りが発見された。 　他国の権利主張。違法コレクターに売りつける目的の犯罪組織。 　それらを退け、文字通り…

　魔女に妖精を１匹買って来るように言われた弟子は、店でかたく抱き合う２匹の妖精たちを見つける。 『わたしたちを、はなさないで』 　小さな声で言われても、魔女に渡されたお金では足り…

　ささくれが出来たと言って大きな絆創膏を剥がして見せると、そこには人の顔があった。 　人面あかぎれか？ 　少なくとも、ただのささくれではないのだろう。

　誰もが持ち歩く小さな箱。 　バッグチャームやベルトチェーンに付けて、見える場所に吊るしている人が多い。 　いや、鞄やポケットに入れるのは、抵抗がある人も多いと言った方が良いだろ…

借家の内見に来たはずの、祖母と孫娘の二人組。 和室の襖を見物するだけで帰って行った。

　呪術師のアミは、依頼者の怨みを見通して『呪い』を完成させる。 　どんな呪術にも制約はつきもの。アミの呪術の制約は『三分以内に完成させること』だ。 　強い呪いほど時間はかかるもの…

高校時代の髪型。その本当の理由が私の黒歴史。いえ、黒髪歴史。 もう２０年以上たったので、ここに曝します。

　我が家の庭で起きた、地域猫との恐怖体験です。 　野良猫や外飼いの猫って、時々お土産をくれるのです……。 　※ホラー要素はありません。

　同じ夢を見る。同じ歌をうたう。登場人物はいつも違う……。 　自分に出来ることをするべきはいつか。そんな話。 　※ 自殺というテーマですが、それらの行為を容認・推奨するもの…

　なろう系小説マニアの友人が突然、卒業すると言い出した。 　転生の女神さまには、もらえる能力よりも先に確認するべき重要問題があるらしい。

　チヨちゃんのお母さんは３人目。産みの親も次のお母さんも死んじゃった。３人目のお母さんも、もうすぐ死んじゃうんだ。 　お母さんたちが死んじゃう秘密、チヨちゃんは知ってるの。でも、…

　三途の川を渡りかけた臨死体験。 　すごい経験をした。でも、誰にも言えない。 　酔っ払い社員からのアルハラで中毒を起こして三途の川を渡りかけたなんて、誰にも言えない。 　でも、危…

人々の願いを届ける『祈りの館』の仕事始めは、叶わず溜まった願いを燃やすことから。 残念ながら熱くないので、その炎で芋は焼けないらしい。

　どこかで誰かが語る『怪談』と、そこに登場する幽霊や人外の存在による『解説』を１話の中に組み合わせました。 　前半に怪談、後半はその怪談の登場幽霊などが語ります。 　創作怪談な…

　散った金木犀。 　後悔。 　空からの香り。 　誘いに乗っていこう。

手紙が入っていた 宛先は自分の家 「あなたの部屋で誰かが死んでいます」 「…」

想像してください…

井戸が多くある地域で収集業にあたる者達が出会う怪異とは…？

　春には詰まるトイレの謎を解消し、夏には心霊スポットの捏造を阻止。秋には文化祭で学校七不思議を調査し、冬には地元で雪女の伝承を探る。 　ミステリー研究会の女子高生３人による、愉快…

　『秋田と言えば男鹿のなまはげ』 　男鹿半島の風習。なまはげが来る地域も日にちも決まってる。 　秋田県内とはいえ突然なまはげが来たら、そりゃあねぇ……。

　※夏のセミの話です。苦手な方はご注意ください。

　私は悪い幽霊。子どもを攫って、若い女の人を誑かす。 　このナイフを一振りすれば、文句も言わずについて来る。 　そして、逝くべき場所へ連れ去るのです。 　縛られ続けるなんて、酷す…

黄色い柄と縁の手鏡。それはいくつもの少女へと渡り歩いていき……

なんかてきとーに書いた 投げやりな終わりかたです もしかしたら同じような話が既にこの世にたくさんあるかもしれません。

　満月の夜の犯罪増加。その研究が社会的に利用された結果。 　犯罪は起きても仕方ないので減刑されるという、犯罪時間が作られてしまった……。 　ネタを含みつつ、読み物として面白いも…

　章ごとの読切りです。 　幽霊や妖怪にも優しい少年たちの不思議な日常、第２弾。 　どんな願いも叶うという都市伝説(村伝説)の『不思議屋』で、少年たちは中学で同じクラスになるとい…

信じられない事が起きたとき。 自分が悪いとわかっていても、いいわけが頭の中で駆け巡る。 本当に、申し訳ない。謝るしかないのも、わかっています。 みなさん、やらかした事あります…

　『のろい』ではなく『まじない』。 　でも同じ『呪い』と書くのですよね。 　７匹の生き物を使った、悪癖を封じる呪いがあるのだそう。 　実際に試した友人は……。 　セルフレイ…

　筋肉と言ったらカンガルーっスよ。 　ホタテの貝柱も筋肉だよ。 　ネコ科動物の走る筋肉、最高！！ 　じゃあ、人間は――？ 　……そんな会話が中心のお話です。

　筋肉隆々な先輩を見詰める学ラン姿の少年。 　高校一年生の彼は、ムキムキの筋肉に憧れていた。 　なぜなら、彼は首から下は骨しかない『顔付骸骨(かおつきがいこつ)』という妖怪だから…

　残り物の冒険依頼を押し付けられて滅入る相棒が、脳筋パーティを作ろうと言い出した。 　嫌な依頼内容だと、わからなければ良いのだろうか？ 　俺は、事務的解決方法を相棒に提案する。

　ボブが首輪を逃れて散歩に出ると、すでに他界した元飼い主が待っている。 　残された家族の近況報告をしながら、深夜の散歩は続く。

　家飲みの後の深夜の散歩。 　気持ち良く夜風にあたっていたら、カラカラという音がついて来た。

　『ぐちゃぐちゃ』の好きな魔女がいた。 　ぐちゃぐちゃな状態が落ち着く。 　自由に、ぐちゃぐちゃできる魔法を編み出した。 　ハンバーグも、薬も、敵の思考も。 　そして、その魔法…

その笛を吹くと、ぐちゃぐちゃした音が鳴る。 それは吹いた人の気持ち。 笛の音は徐々にサラサラとなり、吹く者の気持ちを落ち着かせる。 だから名前は『漆黒のグチャ』なんていう方が、…

毎年ひな祭りには、ぬいぐるみ達がどかされて雛人形が飾られる。 ワニっぽいぬいぐるみの僕は、キレイなお雛様を見上げるのが好きだった。 ある年のひな祭りのあと。 ぬいぐるみは雛人形と…

疲労濾過カプセルに入って肉体を休養させながら、精神は疑似異世界で過ごす。 私はネコのぬいぐるみとなって、パステルカラーの世界に入っている。 そして、どこかの誰かのテロ行為によって…

書店の一室にさまざままなジャンルの作家たちが集められている。 彼らは『書店にお客を呼び込もうＺＥ☆企画』のアイデアを出し合っていた。 そんな中、ＳＦ作家は一人で頭を抱える。 【…

幽霊が見える青年の前に、 『ここは本屋だったんだ……』 と、泣いている老人の霊が現れた。 潰れた本屋はどこへ逝くのだろう。 あの世へ逝けば、また訪れる事が出来るのだろうか。

どこかにある謎の店。 ほとんど動かない謎の店主。 私の目当ては、その店の本棚。 だから私にとって、その店は本屋なのだ。