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息子のストロングポイント

こんにちは。
こどもに読み聞かせたい掌編No.1の座を狙っているみょめもです。


さて、5歳の我が息子なんですが、成長に少しデコボコがありまして、療育に通っています。

そこでおこなわれる発達検査で、先生から
「絵の書かれた何枚かのカードを見せてストーリー通りに並べるのが苦手です」
と言われました。

例えば、
①『泣いている男の子A』
②『男の子AとBが走っている』
③『ゴールテープを切るA』
④『AがBを誘うような仕草』

これをまぁ、正しく組み立てると
④→②→③→①
となるそうなんです。

息子の出した答えは
①→④→②→③
だったそうです。

一応の正解は、最後に男の子Bが競争で負けて泣くのですが、息子の中では、泣いているBをAがかけっこに誘うストーリーらしいのです。

一見、息子のストーリーも辻褄が合わないわけではなさそうですが、このことから、事柄に理由付けをするのが苦手という特性が表れているとのこと。
今回で言えば、泣いている理由を明確にできていない。

絵からストーリーや理由を考えて並べるのと、自分で並べた絵に後からストーリーをつけるのでは違うのだそうだ。


さて、発達障がい等について縁のない方はもしかしたら「大変だなぁ」とか思ってるかもしれませんが、今回言いたいのはそこではなくて。
いや、もちろん大変ではありますが。

この能力って、普段生活する上で苦労すると思うんですが、小説を書く上では他の人と違った視点で書けるストロングポイントになるのでは?と思ったのです。
おまけに言語能力は7歳に匹敵するほど伸びているとのことで、もうこれは妙メモリーを代々継いでいってもらおうかと思う勢いです。

そして、巻物にして書庫にしまってもらって(書庫なんてない)、200年くらい経ったある日、末代の7歳になる女の子がかくれんぼで書庫に隠れた事をきっかけに妙メモリーに触れる。
そこには古の呪いかの様な文章が書き連ねてあり、女の子はその家系に伝わる秘密を知ってしまう。

みたいなことがあれば面白いんですけどね。

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