「心水体器:流氷姫は微笑まない」静止軌道の観測者
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886749032/episodes/1177354054887195008 「流氷姫」のプロローグ的位置に賀西少佐が隊内紙で連載している設定の「静止軌道の観測者」の一節を追加しました。
これでもう少しテーマが掴みやすくなったかな。賀西少佐のキャラ付けもいくらか濃くできたと思います。
「静止軌道」については「狐の家族」でも若干触れられてますが、シリーズ各章の冒頭に置くつもりで温めているものです。
全然関係ないお話が節目節目で引用されてるのいい。よくない?
今回は勢いでぱっと書けたので気が向いたら「リリウム」にもつけたいですね。
設定としては本編で起きた事件が終わったあとで賀西少佐がそれについて考えたことを書いてるんですが、作中の西暦とかをなかなか決めきれないので、そこがはっきりするのはもう少ししてからになりそうです。
あと、これは前回のノートに入れるべきだったんですが、第5節、ドルフィンの上陸シーンの時間描写を見直しました。
そのあとにドルフィンが山野を駆けるシーンを追加した関係で整合性を確かめなきゃならんとは気づいていたものの忘れてました。きっと最終節の増補が大変だったせいだゾ。
もともとは黎明っぽい感じだったのに対して、現状ではまったく夜中でないとおかしいわけなので、出動と配置を1時間ずつ早めて、探照灯くんに登場してもらうことによって夜っぽさ、周囲の暗さを醸すことにしました。節の終わりのところでようやく月が沈んできます。
74式戦車がいたら投光器つけてるのでうってつけだったのに、ここは90式でないとおかしい。残念。
ちなみに「流氷姫は微笑まない」という題にしたのは発音しにくいからです。