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7/19 『カクヨム作品の感想文』を更新しました。

 皆さん、こんにちは。
『カクヨム作品の感想文』を更新しましたので、お知らせいたします。私の感想文は読んでも読まなくてもどっちでもいいですが、紹介した作品が少しでも多くの方の目に入るように、こちらでも情報発信しています✯*・☪:.。

〇作品 『おとうと』
 https://kakuyomu.jp/works/16817330650675551877
 
〇作者 柊圭介さん

〇この作品を一言で表すと〇
 心が離れ離れになった双子の、歩み寄りの物語。

〇あらすじ〇
 主人公の神崎真二郎は、その日同僚と共に飲み屋をはしごしていました。飲み会の理由は、真二郎の昇進を祝うため。二次会が終わり、もうお開きになるかと思えば「もう一軒行こう!」という同僚たち。

 真二郎には小さい娘もいるし、妻が身重ということもあって帰りたかったのですが、自分の昇進を祝ってくれる彼らに断るのも言いづらく、三件目に行くことになります。その店というのが「おかまバー」。さらに行きたくなくなる真二郎。

 ですが、やっぱり断ることはできず、そのまま同僚に勧められたバーへ行くことになります。
 店の名前は「バー・ジュモー」。入るとそこには女装をした男が出迎えてくれるのですが、真二郎は話をしているうちに背筋が凍るようなことに気づくのです。
 その女装をした男と言うのが、十五年前、二十一歳のときに家を出て行った真二郎の双子の兄・礼一郎だったのです。

 さて、双子の予期せぬ再会には、どんな結末が待っているのでしょうか。
 気になった方は読んでみてください。あっさりとした文章のなかに、奥深いものがあります。

〇紹介者の「双子」の話〇
「双子」というと、「似ている」という前提が人々のなかにある気がします。
 顔の造り、または言動、そして行動。時々同じタイミングで同じ行動をしたり、同じことを発言したりすれば、猶更そう思うことでしょう。だからこそ「双子」と一括りにしがちです。

 しかし「双子」といえども、それぞれ別の人格があり、考えていることも感じていることも別のもの。

 私は一卵性双生児の姉妹と関わったことがあるのですが、顔の造りは似ているのに考え方も行動も随分と違うことを見てきました。それを見てから一卵性双生児といえども、似ていないこともあるのだと思ったのですが、本当はそれが当たり前ですよね。同じ経験や同じ人とのかかわりがあれば似ることもあるかもしれませんが、それぞれ別のときを過ごしているのですから当然です。

 しかし、「双子」というものは「似ている」ことが付きまといます。それが他人事だったり、自分たちがそれによって幸せだったりするのであればいいのですが、苦しむ人たちもいる――この作品ではその「双子の近さ」ゆえの苦しみと、救いが描かれています。


 私の詳しい感想は『カクヨム作品の感想文』の第5話に掲載しています。(近況ノートと内容が違います)
 お読みになる場合は、下記URLからどうぞ。
「第5話 『おとうと』 柊圭介さん」
https://kakuyomu.jp/works/16817330658568551380/episodes/16817330659679614046

3件のコメント

  • この度は素敵なレビューをありがとうございました!しかもこちらでもご紹介頂いて恐縮です。レビューは全然ネタバレしていないのでどうかネタバレは外しちゃって下さい。隠すのはもったいないです。
    また感想文の連載のほうも伺いますね。まずはお礼まで。ありがとうございます!m(_ _)m
  • 柊圭介さん
    コメントありがとうございます。
    こちらこそお読みいただき恐縮です。
    レビューの「ネタバレ」の件を拝読し、こちらは外しました。
    「隠すのがもったいない」と言ってもらい光栄です。

    感想文の方も来てくださるとのことで嬉しいです。
    こちらこそ、お礼を下さりありがとうございます(*ᴗ ᴗ)⁾⁾
  • 「いいね」してくださった皆さん、ありがとうございます(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾
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