第18話 焦燥する旦那様(ドニ視点)
https://kakuyomu.jp/works/16817330660492082987/episodes/16817330661913772388ドニも、ルエラを保護しただけではありませんでした。
色々と入念に準備をしていたんです。
護衛は……まぁ、相手がリザンドロなので、許してやってください。
簡単にやられる雑魚っぽいボス、というのもいいんですが、結構面倒なんです。
あと、中編の文字数で足りるか分からなかったので、スパッとラスボス感ある人物にしました。
まぁ、ある意味ドニもチートを使っているわけですから(;^_^A
異世界ファンタジーあるあるのチートほどではありません。
私がリアリストだからでしょうか。
ご都合主義は、ストーリー上、仕方のない時にしか使いません。
それこそ、ルエラとドニの出会いとか。
ルエラ、こんなドニのどこがいいの? とか……。
あと、今回は最終的に書きたいもののテーマを盛り込んでいます。
それは『愛情は暴力』だということです。
過保護、過干渉な目に遭ってきた私は、それを伝えたいんです。
けれど、世の中の作品や認識は、愛情の薄い子に同情を寄せ、過度な愛情を受ける子を妬みます。
故に、なかなか理解されないんだなって実感するんです。
実際、言われたことがあります。
「贅沢な悩み」だと。
それだけ大事に想ってくれる毒祖父母を大事にしろ、とまで言われました。
身動きが取れないくらいの愛情を受けることが、贅沢なのでしょうか。
人格さえ否定するほどの愛情をくれる人間を、どう大事にしろと?
少しでもいいんです。
過度な愛情で困っている人たちにも寄り添ってほしい。
理解してほしい。
これが、私が書き続ける理由です。