【執筆中のつぶやき】
私は「趣味の物書き」です。
自分の好きな物語を、好きなように書きたいタイプ、でございます。
それは、たぶん、私の作品ページを開いてくだされば一目瞭然。
「うっわ、文字つめつめ~。読ませる気あるの?」
という、書き方になっております。
このWeb小説界で、なんで、そんな書き方なの? と、言われれば。
「……ごめん。『空白行を入れる』という【発想がなかった】んだ……」
としか、言いようがないのです。
私は、もともと「20字×20行の400字詰め原稿用紙で、250~350枚。ワープロ原稿も可」という規定の公募に出す作品を頑張って書いていた人なのです。
(完成作品が少なすぎるため、「頑張っていた」という柔らかな表現で)
当時からPC利用でございました。
(ワープロじゃなくて、PC。というか「ワープロ専用機」というものがあった時代を今の若い人は知っているのだろうか)
当時のプリンタの性能ですと、文字を拡大して印刷するのは、できないわけではないけれど、印刷時間とインクリボン(※)のコストの面から、ほぼ不可能(だって、250枚とかあるし)。
標準の文字サイズで、印刷すると読みにくいんですよ、原稿用紙書式って。
なにしろ、A4かB5の紙に、たった400字しか印刷してはいけない!
※インクリボン:昔のプリンタのインクは、リボン状のインクがカセットテープのように巻かれていました。――って、「カセットテープ」が、もはや死語。
それでも、読みやすいように書くためのコツがありまして。昔、さんざん、試行錯誤したんですよ。
そして、原稿用紙の1行20文字と、スマホの1行約22文字って近い文字数だから、たいして変わらないから、これでいいんじゃないかと……。
……それに。
私が小説サイトに出入りするようになった当初は、空白行の入っていない作品も、普通にあったんですよ。(2011年くらいの話)
……自分語りはカッコ悪いので、ほどほどにして。
長く書いているので、やはり「自分のスタイル」というものがあります。
それを変えていくのが「人気の物書き」なのかもしれませんが、私は「趣味の物書き」なので、好きに書いておりました。
書いているのは、これです。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/11773540548811355178年くらい連載していて、未だに執筆中の、現在160万字ほどの作品です。
しかも、1年先まで書き溜めておかないと安心して投稿できない性格のため、書きため分が30万字ほどあったりします。
(これを趣味の物書きの、趣味の作品と言わずして、なんと言おう?)
複数サイトに重複投稿をしておりますが、メインサイトはカクヨム。サブが、某サイト。
この2サイトが、古くから投稿している小説サイトで、現在も投稿を続けているサイトです。
そして、空白行なしでした。
(ここ数年の間に転載したサイトには、さすがに空白行を入れております。
時代の流れに逆らっても仕方ないねぇ……と)
そして。
半年ほど前、作品が「第二部完結」となって、数ヶ月の休載となったとき。
「某サイト」で、空白行を入れることを決意しました。
理由は色々あるのですが、主な理由は「新規の読者を得るため」でしょうか。
ページを開いた瞬間に、バックされやすいんですよね、空白行がないと。
実は、最初期(8年くらい前)から読んでくれていた人が、ふたりほど、第二部終了付近で離脱しました。
(カクヨム以外での読者です。どこのサイトというより、もはや個人的な繋がり的な)
具体的な理由は、それぞれ違いますが、結局のところ、お二方とも「ライフステージが次の段階に移ったから」。
生活が変わってしまうと、今までのように小説サイトに出入りすることはできない。
だから、読めなくなった。
分かっていたけれど、今までに何度も経験してきたことだけれど、やはり、辛いものです。
けど、さすがに、あのお二方とは、長い長い付き合いだったから、精神的にキツかった……。
でも、仕方ない。どうしたって、これは仕方ない。
どこで、何をしている人かも知っているから。
作品に見切りをつけられたわけではないことは理解している。
そんなわけで、(しばらく落ち込んでおりましたが)、気持ちも新たに、休載中に、空白行を入れる作業を!
――ただし、「某サイト」でのみ。
やはり、なんのかんのいって、自分の書き方には愛着がありますし、この書き方でなければ、できない表現(効果)があると思いますので、メインサイトのカクヨムは現状のままです。
(あと、「某サイト」は、巡回ロボット+α? くらいしか読者がいないけど(=名前を知っている読者はいない)、カクヨムには、もうちょっと読んでくださる方がいるから、このままでもいいかな……と)
というわけで。
これは、「果たして、空白行を入れれば、読まれるようになるのか」というレポートです。
(次回に続く。全4回の「空白行」ネタです)
【更新予定】
ハオリュウが、うちに来る!
表向きは、新しい服を仕立てるため。
でも、本当は、ファンルゥへのお礼のため。
私はワクワクして、彼のお迎えを買って出た!
――これは、とある夏の日の草薙家での出来ごと。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟
幕間
正絹の貴公子-1
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330656008350360 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 投稿します。
※幕間『正絹の貴公子』(全4話)は、
2023年7月7日 ~ 2023年7月28日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「第二部終了から、第三部開始までの間に、ハオリュウは何をしていたのか」
――という、話です。
第二部 第一章 のあとにも、『三眠蚕の貴公子』という、ハオリュウにスポットを当てた、クーティエが語り手の幕間がありますが、その「続編」になっております。
クーティエがハオリュウを好きなことは、周りにバレバレです。
叔父にあたるリュイセンが、ミンウェイを好きなことがバレバレなのと同じです。
実のところ、結構似ている、叔父と姪でした。
(リュイセンが「おじさん」というのも、なんか新鮮)
幕間なのですが、全4話。毎週投稿で、1ヶ月。
また、しばらく、この物語にお付き合いくださると幸いです。
幕間投稿後は、また少し、お休みを頂きます。
第二章は、秋に開始します。(予定では9月1日から)
【次回予告】
ハオリュウを囲んでの、ガーデンパーティは最高だった。
とっても素敵な、夏の思い出になった。
でも、そのあと。
ハオリュウと、ふたりきりで話しているときに、私は――。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟
幕間
正絹の貴公子-2
よろしくお願いいたします。