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「もう戻ることのできない、懐かしいあのころ」の過去エピソード、って報われない……? & 自分の書いたレビューに落ち込んだ……

 番外編みたいな幕間を書きました。
 故人のキャラクターが出てくる話です。

 故人キャラの供養のために書いたんですが……報われない。
 過去が楽しければ楽しいほど、報われない。
 未来がないことが分かっているから、辛い。
 なんかもう、キャラクターに謝るしかない感じでした。

 良くない未来が分かっている過去の話、って、切ないですね。
 書かなかったほうが良かったのかなぁ、と思いつつ、やはり書きたかったのです。

 未来があるって、それだけで凄いことなのだと思いました。

    * * *

 レビューに「いいね」が、出来るようになりました。
 そして、私がかつて書いたレビューにも「いいね」をいただき、その通知が来て……
 
 ……ショックな事が!!!

 つい最近書いたレビューと、二年前に書いたレビューのタイトルが、ほとんど「そっくり」でした!!!

(このふたつのレビューに対して、「「いいね」がつきました」という通知が、「たまたま」ほぼ連続してきたのです。そうでなければ、気づきませんでした……)

 二年前に書いたレビューのほう、作品の内容はしっかり覚えているのですが、自分のレビュータイトルはすっかり忘れていました。

 もし、このふたつのレビューを連続して投稿していたら「コイツ、読まずにレビュー書くヤツだろ!」と疑われても仕方ないくらい、そっくり……。
 でも、レビュー本文は、まったく違いますよ!? だって、全然、違う作品なんですから。

 つまり、語彙が少ないってことなんですよね……。
 言葉をあまり知らないから、つい同じような言葉を使ってしまったわけです。
 小説を書くときも、「つい何回も使っちゃう、お気に入りの言葉」って、あるんですよね……。

 件のレビューの作者様方、すみませんでした。悪気はまったくございません!



『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

  幕間 不可逆の摂理

 を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
 よろしくお願いします。

※第一部完結まで、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
 近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。


 今回の幕間投稿に合わせ、緋扇シュアンの『先輩』に名前をつけました。
「ローヤン」と、いいます。
(地の文で『先輩』と呼ぶのは変な感じがすると、実にもっともな指摘を受けておりました)
「第七章 2.眠らない夜の絡繰り人形」に修正を加え、今回の幕間でも名前を出しました。



 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
 本編のあとにお読みください)











 制作ノート
「ローヤン先輩に花束を」
 幕間『不可逆の摂理』です。
 言うまでもなく、「第七章 2.眠らない夜の絡繰り人形」の補完エピソードです。
 かつてのシュアンとローヤン先輩が、どんな間柄であったかを語る話です。
 本編をより深めるためのエピソードとして、シュアンとローヤン先輩のために書き始めたのですが、書き上げて後悔しました。
 ――ふたりが報われません。

 この話自体は暗い話ではないはずなのですが、その後のローヤン先輩の運命を明かしたあとで、このエピソードが来ると、どうしようもなく救いがない。これ、書かなかったほうが良かったんじゃないかと思えるくらいに、不幸になってしまいました。
 ならば、第七章よりも前に入れてしまおうか、とも考えました。それなら、少なくとも、この話単独では、さわやかな話になるはずだ、と。(……さわやか?)

 けれど、第七章以前のシュアンは、読者の反応がいまいちなのです。
 そりゃそうです。まともな見せ場がなかったんですから。どちらかと言えば、嫌な奴、情けない奴、道化師、というイメージだったと思います。
 その状態で、シュアンのエピソードを出したところで、「ふーん」にしかならないんですよね。
 そんなわけで、この幕間は、この位置なのでした。

 ……シュアン、ローヤン先輩、ごめん……。どうにもならなかった。


 読んでくださった方、いかがでしょうか。
 ……あまり、いい気分ではないですよね。すみませんでした!

9件のコメント

  • おはようございます(*´▽`*)

    ついさきほど、本文にテンションの高いコメントを投下してきちゃいました、すみません……(><)
    ご不快でしたら消しますのでおっしゃってくださいね!(><)

    確かに、幕間はこの位置でこそ、という気がします。
    なんというか、すごく胸に来ました。
    思わず、「先輩、どこかに助かりそうな描写なかったっけ? あったよね? お願い、あったと言って!」と一縷の望みを抱いて、読み返しにいってしまいました(><)

    報われないけれども、でもこの幕間があることで、物語の深みがぐん、と広がったと思います。
    これだけの厚みがあるのが「di;vine+sin;fonia」の魅力の一つなのだろうなと実感しました!


    月ノ瀬様に語彙力がなかったら、私なんでどうなるのか……っ(><)
    最近、書いていてもっと語彙力が欲しいなあ、としみじみ思います。

    ついつい、お気に入りの表現、何度も出してしまうところ、わかります!
    打ち込みの時や、下書きを読み返した時に、「あれ? これさっきも書いてるよ!」とあわてて修正しようとして……うまい表現が出てこなくて、頭を抱えます(><)

    レビュータイトルって、短い分、しかもそれが目立つ分、すごく難しいですよね(><)
    いつもすごく悩みます……(><)
    レビューも小説も、もっと素敵なものが書けるように、なりたいです!

  • 綾束さん
     コメントありがとうございます。

     嬉しいコメントをありがとうございました。
     この幕間は、単独ではそうではないけど、でも本編を読んだあとだと救いのないエピソードです。
     私も、「これ、キツイなぁ……」と思いながらの執筆・投稿したエピソード。
     綾束さんのあのコメントを消すなんて飛んでもないです。永久保存です。
    (実は、いただいたコメントは全部コピーして、自分のPCにとっておいています。
     ネットがなくてもいつでも読めるし、小説サイト自体がなくなった経験があるので、大事なものはしっかり手元に置いておくのです。ご感想は宝物w)

     やはり、この幕間は、この位置じゃないと駄目なんですよね。
     ぐっっと、辛いのが来てしまうんですが、ここじゃないと深みがないんですよね……。
    (意味が深くなるから、辛いわけなんですが)
     わざわざ読み返してくださり、本当にありがとうございます!


     お気に入りの表現って、何度も使っちゃいますよね。
     気をつけていても、つい同じ表現が……。
     修正しようとしても、うまい表現が出てこないって、私も同じです!
  • 春さん
     コメントありがとうございます。

     幕間のエピソード、先が明かされているから、救いがないんですよね。
     あざといといえば、あざとい……。なんか、先輩に悪いと思うのです。
     見たかったと言えるタイミング、と言ってくださり、救われた気がします。
     いつも、お優しいお言葉、どうもありがとうございます!

     春さんも、お気に入りは何度も使ってしまいますか!
     みんな、同じですね!
     いや、そこで、同じだぁ! って喜んじゃいけないんですが(笑)。
    (でも、お仲間は嬉しい)
  • 月ノ瀬さま

     私は敢えて、この作品にはこの表現を多く使おうって決めて使ってます。作品の特徴を出す、といいますか。キャラクターに代名詞的な表現をあてがうのと同じです。

     お気に入りの表現は多用しちゃって良いと思いますよ。プロ作家でもその人が特徴的によく使う常套句みたいなものがあります。作家の個性を出すうえでは大事だと思います。

     それに語彙が多ければ良いってものでもないですしね。レビューなら猶更ぱっと見て理解されない言葉を使っても仕方ないです。簡易な言葉で言い回しを変えて表現の幅を広げることも大事です。キャッチコピーのように短い文句なら助詞の選び方ひとつで印象が変わりますし。

     ……私はレビュー書くの苦手なのですけどね。もともと小説自体閃きと勢いで書いちゃう方なので~。
     月ノ瀬さんみたいにあれこれ思案されて書かれているの、尊敬しちゃいます。
  • 奈月さん
     こんにちは。
     コメントありがとうございます!

     キャラクターに代名詞的表現は使いますが、「作品の特徴となる表現」は考えたことがありませんでした。なるほど、それ、アリですね!
     カクヨムでは各作品にテーマカラーをつけられるくらいなんだから、作品に「テーマ・ワード」っていいかも。(「表現」だから、「ワード」ではないかな)

     多用は、作家の個性。そう考えればいいんですね。
     ちょっと楽になりました。
     個性の出る常套句。いわば、自分だけの「決めゼリフ」(?)。
     これができるようになれば、作者名を隠しても「これ、月ノ瀬が書いたでしょ」と言われるようになる……? ――言われてみたいです。

     助詞で変わる、ってありますよね。
    「○○をしたい」と書くか、「○○がしたい」と書くか。
     文法的には「?」という表現もありますが、むしろキャッチコピーだと、「なんか引っかかる」ことが大事だったりしますよね。
    (最近、どの言い方が文法的に正しいのか、だんだん分からなくなってきています。これはよくないなぁ)

     私はよく分からないから、こうかな? ああかな? と考え込んでしまうのです。
     尊敬なんて、とんでもないです!
  • こんばんは!和泉ユウキです。

    故人の幕間って、良いですよね……!
    私は結構好きなので、今から読むのが楽しみです!

    確かに、その先に未来は無いと分かっていても、だからこその過程をしっかり書きたいというのが自分の中にはあるので。
    未来がないからこそ、過去の生き様を見たいと言いますか。
    月ノ瀬さんの書くお話はどれもこまやかで読みごたえがあるので、どんな過去の積み重ねがあるのか楽しみです……!


    そして、レビューを頂きまして、本当にありがとうございました!
    もう素敵過ぎて、しばらく直視出来ず、手の平の間からちらっちらっと覗き見しておりました。拝みました。
    色々拙いところも多々ありますし、長いお話なのに、読んで下さって、しかも素敵なレビューまで下さって本当にありがとうございます。
    最後まで失速せずに書きあげられる様に頑張りたいと思います!
  • 和泉さん
     コメントありがとうございます。

     この幕間は、かなり力を入れて書きました。
     かなり先のほうなので、「読んでください」と言うのは、なんだろう、うーん、なんか悪いなぁ、と思ってしまったりするのですが、もしここまで来たら、このエピソードの感想は是非、聞きたいです!(批評じゃなくて、ゆる~い感想で……)

     レビュー、ネタバレしないように頑張りました!(そこ、威張るところ?)
     私が「この作品を広めたい!」と思う瞬間、って、完結するよりも前で、いい感じの盛り上がりがあったとき、なんです。
     私は、リアルタイムで連載を追うのが好きで、でも、あまりに序盤だと、どんな話なのか説明できないので。
     だから、この前、ちょうど今がレビューのタイミング! と思ったのでした。
     それと、コンテスト参加作品なので、9月2日に間に合ってよかったです。
     この先、不穏な展開がありそうです。どうなるのか、ドキドキしています。
  • 三白眼シュアンさんは癖の強いキャラです。全体のバランスとして彼個人の人気が目に見えて来なくとも彼の担う役割は大きいと思います。今一歩イケメンに足りないヤーロン先輩も然り。見た目ではなく生きざまとして深い部分を見せてくれる。大事です。彼らがいてさらに作品が安定感のあるものに仕上がっていると思います。
  • 叶さん
     近況ノートにまで、素敵なコメントをありがとうございます!

     そう言ってくださり、ありがとうございます! 見た目ではなく中身を書きたかったキャラなので、凄く嬉しいです。
    「一族」なので、似た感じの役割(外見も)の多い登場人物たちの中で、異色の彼らをうまく書こうと意識していました!
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