味噌わさび

　夜の街というのは歩いているとワクワクするものだ。それが繁華街であっても、人の少ない裏通りであっても。でも、それがずっと続くとなると話は別である……いつからか、世界は夜だけが続く…

世界が今まさに終わろうとしていた。シェルターに入った俺と彼女は後5分、タイマーが0になるのを待つ身だった。 そんな時、彼女が俺に言ってきたのは「好きな人はいるの？」

1日1呟きしていきます。コメント・評価も受け付けています。(一度の呟きは現在300文字制限となっています)

　古島知蔵は、古道具屋「古島堂」の店主である。 　大きな戦争が終わった時代……豊かではないけれど町の隅でほそぼそと営んでいた。しかし、理由はわからぬが、古島堂には珍品、ワケアリ品…

ある日、俺が家に帰ってくると、驚くべきことに家の中にタンポポが咲いていた。信じられないことであったが、どう見ても家の中に根付いている。どうせすぐに枯れるだろうと思って放置しておい…

いつも通りの道を通って、いつも通りにコンビニまで買い物に行った俺だが、なぜか「転回禁止」の標識が増えている気がする。いつのまにかコンビニまでの道には転回禁止の標識だらけになってい…

異世界転生するにも、転生先が気になる時代……俺は、自分が納得できる異世界以外には転生する気はないわけで。 そのためにもお試しで異世界転生する必要があったのだ。

　その世界は魔力という不思議な力が存在していた。人々は魔力によって様々な恩恵を受け、またある時は魔力を使って争いを起していた。長い歴史の中でそのようなことがあったのも過去の話で、…

今日も彼は街の入り口に立つ。それが彼の仕事だから。 今日も彼女は土産話を携えてやってくる。それが彼女の楽しみだから。

手塚昭彦は、毎日一人で電車で帰宅する。 虚無の帰宅時間、彼は偶然小学生の頃の知り合いである双子姉妹に出会う。 これは、放課後、終点までの短い時間の、少年少女の物語。

「思春期症候群」……それは、不安定な精神から生じる不思議な現象である。現象は思春期の少年少女達に不可思議な現象、能力を引き起こし、彼らの「日常」に「異常」を付与していた。船橋孝雄…

　その世界では、一つの国の中で権力を巡って争いが起き、いつしか、それが巨大な戦争となっていった。ロスペル・アッカルドはその世界で愛しい人のために戦った。そして、戦争が終わった後、…

世の中には、科学では証明できないことが数多くある。例えば、宇宙人とか、未確認生命体とか、幽霊とか諸々である。よくそういう番組を見てくだらないとか、トリックだとかいう奴がいるが………