松本零士が「時間は夢を裏切らない」と言っていたが、「時間は夢を裏切らない」のは若さの特権である。老化現象は夢を裏切るのである。だからこそ世代を超えて夢を継承することは尊い。
世代を超えて夢を継承する大河小説を久しぶりに読んでみたくなったのだが、どの作品がそうだったのか思い出せないのが辛い。新作を探そうにも、世代を超えて夢を継承するというテーマの作品はなかなか見つからない。伝記とか一代記のような作品ならば比較的多いのだが、一つの夢のために世代を継承しながら挑むといった気の長い話は流行らないのだろうなあ。
読みたい作品がなければ自分で書けばいいといわれそうだがね。