先日お知らせした黒猫ミステリー賞の二次選考結果が出ましたが、あいにく落選でした。
一次では82作品も通過していたのに、二次に通過したのはたったの5作品。ものすごい激戦区ですね。一次と違ってスクロールする必要もなく一瞬で結果がわかりました。予想はしていたので落ち込んではいません。私にとっては、初めて一次選考を通過したという結果を残せたことの方が大きいです。細々とでも応募を続けていけばどこかで引っかかるもしれないという希望を持てました。
ただ、賞を取ることにはこだわらないつもりです。私が作品を書くのは、あくまで自分が読みたいからであって、賞を取って作家になることを目的としているわけではありません。作家になって自分の作品を一般の方に読んでもらえるのは幸せだと思いますが、それを目標にすると書くことが苦しくなりそうで嫌なのです。あくまで自分の好きなように作品を書き、その上で選んでもらえたら嬉しいけれど、選ばれなくてもそれはそれで構わない。それくらいゆるい気持ちでいた方が長く作品を書き続けられる気がします。
Webで小説を公開する時も同じで、流行りを追求するつもりは全くありません。読まれにくい作風や展開であることを承知の上で公開している作品もたくさんあります。だから多くは期待しないようにしていますが、それでも時々作品を気に入ってくれる人が現れると、本当に満ち足りた気持ちになれます。自分の楽しみのためにしていることが人の楽しみにもなっている、それって得がたい経験だと思います。
今後も同様に、自分の書きたいものを書きたいように書くスタンスを続けていく所存です。こんな私の作品でも読んでくださる皆様には本当に感謝しており、何気ない感想や評価などにいつも支えられています。
我が道を行く私ですが、今後ともどうぞお付き合いくださると幸いてす。