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楽器の話

「深海の歌姫」が連載中ですが、短編が完成したので投稿させてください。
タイトルは「永久の奏」。学生時代に楽器をやっていたが、社会人になってから弾く時間がなくなってしまった主人公。弾きたいという気持ちはありつつも、何かと理由をつけて先送りしてしまう…。そんなストーリーです。

私自身も楽器をやっていて、同じような気持ちを抱えながら1か月ほど過ごしていました。
でも、結局それは弾けない自分と向き合うのが怖いからだと気づき、自分の気持ちを奮い立たせるために本作を書きました。

楽器の練習は執筆と似ている気がします。どちらも実を結ぶまでに途方もなく時間がかかる。自分の実力のなさに落ち込み、何度も挫折しそうになる。でも、その葛藤を乗り越えた先には何物にも代え難い喜びがある。

この小説を書いたことで、先日1か月ぶりに楽器を弾きました。少しずつでもいいから、自分にとって大事なことを諦めないで生きてほしい。そんな願いを込めています。

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