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少しだけこぼれ話(4)

今さらですが、『天ノ川連邦見聞録』は異世界転移ものの中で相当な異端児です。
要素が「異世界転移+SF+人間ドラマ+ミステリー」ですからね。これが4つそろう作品はまずないのでは。
しかも転移先が未来世界。先日の自主企画の惨憺たるありさまもそうですが、ジャンル自体が「過去世界に行くのが当然」と硬直化しているので異端にならないわけもなし。
あと一話一話が長いのも異端要素ですね。基本的に短篇だろうが長篇だろうが何でも短文連続連載がWeb小説の手法のようなので……。
余りに異端すぎて「オンリーワンとか悦に入っとる場合かーッ!」状態ですよ。
要するに異世界転移転生ものの定石を外し、Web小説の流儀をがん無視してるがゆえの異端なんですが、別にわざとじゃないんです。
取り立てて意図もなく「実際に異世界転移なんぞ起こったら被害者はどうなる?どう思う?」「テーマを綜合すると内容はSFで行き先は未来しかない」と思って書いてお出ししたら、見事に逆になっていた次第でして。
まあ確かにはやりに乗る気はなかったんですよ、乗るだけの知識が私の中にありませんし。だけどまさかまさかここまで逆を行くことになるとは。
それでも先日「はやりものなのにはやりに乗っていない」と注目をいただけたのは、本当に感謝しかありません。
こういう方が増えてくれると実にありがたいのですが、「異世界転移」「異世界転生」の作品の異様な多さと悪いイメージに遮られてどうにもこうにも……。
この先一体どうなるのやら。一ヶ月辺りpv50程度だもんなあ……(遠い眼)。

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