阪神淡路大震災が起こった当時、未曾有の災害に対する初動の遅さは著しいものであったため、多くの人々が命を落としていくこととなりました。私の友人の娘さんは、当時、神戸の寮に住んでいたのですが、自分の寝ている所に倒れてきたクローゼットにすっぽりと入ってしまう形となって生き延びましたが、隣の部屋の人はクローゼットに押し潰される形で亡くなりました。
瓦礫の下敷きとなった人も多く、被災者たちが協力して救助に当たったものの、自衛隊の派遣決定は遅く、呆然としたまま廃墟と化した街で時を過ごしていたという話も聞きます。当時も水がないということで困り果て、公園にある井戸を開放し、住民が協力して集まった人たちに水を配って難を凌いだそうです。体育館に遺体が運び込まれたのも本当にあったことで、多くの人々が突然起きた悲劇に涙し、心に大きな傷を残す結果となりました。
それでもってお正月に起きた能登半島の地震についてなのですが、一番最初に派遣された自衛隊員は千人!千人!水の復興は三月から四月までかかると平気で言い出すんですね!自衛隊員は自腹の靴とヘッドライトを使い、靴が買い替えられない人は塹壕足になってしまったとか何とか。それ、阪神淡路大震災でも問題になったことですよ。
阪神淡路大震災、何年前に起きたと思っているの?自衛隊員の方々の待遇、変わらずそのままってことですか?十年後には南海トラフが来るだろうと言われている今の世の中で、富士山が噴火、関東大震災が誘発とか、色々な場所で地震が起き続けている今の世の中で、え?南海トラフが起きたら自衛隊はもう壊滅するかもしれない?能登半島でこの有様なのだから、南海トラフの規模じゃどうなるか分からない?
クワーーーッと思って書いたお話『誰かの足音』でした。
ちなみに怪談話を聞いていると、良く『原因不明の高熱が・・』っていう現象が出てくると思うのですが、この『原因不明の高熱』で若いお兄さんが病院に運ばれて来たことがあって、腰椎穿刺という検査をすることになったんですね。要するに骨髄にばい菌が入っていないか確認するための検査なんですけど、その検査を実施したお医者様、3回も失敗していましたよ。
介助についた私には、それが医者の未熟の所為なのか、オカルトの所為なのかは分かりませんでしたけども、結果は『原因不明の菌を発見』で、メジャーな菌が検出されず。白血球数バカ上がりで、四十度の熱がバンバン出ていたのですが、その後、薬の効果と自己免疫力の力によって解熱しておりました。無事に退院しています。
そっか、原因不明の熱、見たことあったわ!という話で締めさせて頂きます。