第十二章が終了し、ついにマナの過去と旅の目的が、コッパの口から明かされました。
過去編である十二章に出てきた主な人物は以下の通りです。
マナ……生まれつき足がなく、当時は車いすで過ごしていました。
コッパ……当時はハウと一緒に旅をしていました。
ハウ……考古学者。霊獣を探し求めて旅をしている時に、偶然マナと出会う。
トゥルモ……マナの友達。「ボックスボール」というスポーツのチームを運営している。マナとは月に一度程度顔を合わせるだけ。
マットゥワ……マナの村の近くにいた霊獣のビーバー。
物語のハイライト
コッパはハウと二人で霊獣を探す旅をしていました。途中で倒れているマナに出会います。どうやら死のうとしていたらしいマナを、ハウは家まで連れて帰ってくれます。
マナの協力によって、霊獣と会う事ができたハウとコッパ。ハウはマナの住む村を拠点にして霊獣探しを続ける事にします。
ハウがマナにプロポーズし、指輪と義手義足をプレゼント。二人は婚約します。しかし、その後ハウは国会に参考人招致され、連合国首都ジャンガイへ……村へ帰ることなく謎の死を遂げます。
悲しみに暮れていたマナとコッパの元に、生前ハウが送ったと思われる手紙と包みが届きます。中身はランプ。
手紙には、霊獣の灯を集めれば願いを叶えられるという事と、マナの夢を叶えるために旅を引き継いでくれ、という事が書いてありました。
マナはハウと再び会うため、コッパと二人で旅を始めることにしたのです。
そして、現在……意識を失ったマナと仲間達を乗せたパンサーは、東の果ての島国、アキツ国(くに)に到着しようとしていました……。