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明日十二時最終回更新…と、結構ガチなセリフ表現の話。

 明日7/12(木)のお昼十二時に最終回を公開します。
あー、終わってしまった。さあ、次の(というより他の)作品を書かないと。

 読む方ですが、最近ちょっと止まっています。もう少しして「読みたい!」という気持ちが復活してきたらまた読み始めます。






 さて、ちょっと近況ノートで書いてみたいことがあります。前から書いてみたいなと思ってたのですが、どなたかの作品を否定しているように取られたら怖いなー、と書かずにいた事。

 記号化されたセリフ表現って気になりませんか?

 めっちゃ分かりやすい例えとしては老人言葉。「ワシは」という人称や「~じゃ」「いらん」みたいな語尾表現がそれです。

 それと実は、僕が地味に気になってしまうのが、女性の語尾表現なんですよね。
「いいわよ」とか「そうよね」とかです。これは、高齢の女性は普通に使うと思うんですが、今の若い女性……っていうか、50代くらいまでの女性はほとんど使わないんじゃないでしょうか。高校生とか10代で使っていたら、相当異彩を放ちますよね。少なくとも標準語のコミュニティーでは。

 小説でもマンガでも、レベルの差はあれど、必ず記号化がなされますから、最終的には好みの問題だと思います。これはきっと作品の世界観を作る要素でもあるので、その存在自体を否定する気は全くないのですが、うーん、私はあんまり好みじゃないなと。

 これに関しては別に「私はホラー嫌いです」とか、そんな程度の話ですので「あっそ」と聞き流していただいて平気です。




 こんなこと書きつつ、私もキャラクターの性格を表現するために喋り方に特徴を付けています。それも記号化と呼べるのかもしれないですよね。
 いそべえの語尾が「ね」が多くなったり、美紀は「の」がほとんど「ん」になったり。

 美紀の発音は単純に「テキトーな性格」がそのまま表れているって事なのですが、いそべえに関しては彼の「自分の力は示したいけど、本当の自分をさらけ出すのは怖いし、負けたり否定されるのも怖いから、自分の意見は示しつつ必要以上に相手に入り込む隙を与えないようにしたい」という深層心理からこのような語尾になってます。
「Aだと思います」
「Aだと思いますね」
「ね」が付くと「あなたはあなた。自分は自分」みたいな雰囲気出る……ような気がするんですよね。

 宮ちゃんが「~だねえ」と言うのは自分の発言を「意見」にしないため。人とぶつかるのが怖いので。

 レオンの「~だなあ」は宮ちゃんと雰囲気は似ているものの、性質は違います。彼女は自分に酔いやすい傾向があり、それが「何かを言っているor思っている(カッコイイ)自分の姿を人に見せる」という形で喋りの中に現れるため、このような語尾が多くなっている……ことにしています。一言で言えばレオンは、自分の世界に生きるカッコつけ女子です。(私はそんな彼女がメッチャ好きです)
 彼女が超絶美人でありながら、男から大人気! まではいかない理由はこれです。実は周りからは「ちょっとイタい時あるな…」と思われてます。これは本人は全く気付いていません。


 と、色々書きましたが、基本的に後付けというか、後から気付いた自己分析です。なんか、こうやって文字にして書くとメッチャ深く考えてるかのように見えますね。こりゃあいいや!

 こんなふうに後から自作品、登場人物を分析するのも私にとっては小説を書く大きな楽しみの一つです。

4件のコメント

  • こんにちは。
    最終話を楽しみにPCを前に正座待機をしています。

    そして、プロフェッサー……。あなたは天才ですか?
    このノートの第一声で笑いと困惑を同時に表現されるとは……。
    木曜日は13日ですよ! 木曜日を楽しみにしていた私の心を見事に見透かし、タイムトラベルをさせたかのような、異世界へ誘われるこの感覚。

    最終話を前に高度なジョークを見てしまいました。

    さてさて、「記号化されたセリフ表現」との事。
    私の感想は「気になる時は、すっごい気になるし、ならない時は一切気にならない」です。多分、違和感がある作品を読んだ時に引っかかるんでしょう。世界観にまだ入れていない時とかもありそうです。

    ロドリーゴさんのキャラクターって魂こもってますよね。
    いつかのレビューでも書きましたが本当にそう思います。その因子の一つが台詞へのこだわりなんだと感じました。しかも無意識にされているようで、本当に情熱が入っていると再確認です。

    レオンさん私も大好きです!
    私が想像していた通りの裏設定で軽く小踊りするほど嬉しい。ちょっとイタい雰囲気ちゃんと感じます。しかもすっごい小さなイタさ。普段まったく気に止めないレベルの。例えば、食堂でもくもくと独りで食事しているシーン。たしか合宿で肉系を残し、そのまま後にした描写でしたね。あの表現で感じる情報がたくさんあって印象に残っています。
    大勢いる食堂でレオンさんは肉を食べてもらう友人がいなかったとか。つまり、それはレオンさんは一線引かれている存在では?と思わせるだったり。物語の流れの中で裏に隠れたレオンさんの孤高感が見え隠れする文章が凄い好きでした。

    ……おっと、時間を過ぎていました! では、最終回にいってきます!
  • 先程最終話読ませて頂きました
    つたないレビューも書かせて頂きました
    解釈が合っていませんでしたらスイマセンm(_ _)m

    会話表現のお話ですが、これは難しいですよね
    例えばプロが書かれているこれ↓
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054882674008/episodes/1177354054882810502

    正直1ページも読めませんでした(笑)

    何しろ誰が何を喋っているのか分からないw
    ラノベなんてこんなもの、と言われればそうかもしれませんけど
    なにか悲しいですよね。

    リアルな会話を小説内で完全表現するのは無理ですから
    どこを落とし所にするか、なのですが。
    私が一番重要視しているのは、誰のセリフか初見でも分かってもらえる、ということです

    自分自身の目安として、会話は最大二往復、計四回までを目安にしています。(一部の物語を除くw)

    それ以上会話が続くと、だれが言ったのか分からなくなるという
    自分の経験則なのですが、これが結構あるんですよね。

    特定語尾をつけてキャラを分けるのも、よくありますよね。
    私がよくやる手は、誰が喋ったかを明らかにするために
    相手の名前を呼びかけに入れます。
    そうするとセリフの冒頭で誰の喋りかが分かる、という感じです。

    あと長文のセリフをいう機会、例えばトリックを暴くシーンとかですが
    現実的にはありえませんよね(笑)
    自分は長文のセリフをあんまり使わないのですが、長文を使っているのは弁解とか、告白とか、説得、くらいですね。日常シーンで使うことは、仕事の説明くらいでしょうか。

    最初の頃に書いた古川くん読み返すと
    ああ、これ誰が喋ったかわかってもらえるかなあ、
    と思うシーンは結構ありますね、ダメですねw

    最近アップした探偵社の書き増し分や、エロ小説wなどは
    誰のセリフかわかりやすくなっているのではないかと
    思っています(笑)

    とりとめのない事を書いてしまいましたが
    ルキッラの宿、ルキッラが幸せになってよかったです。
  •  ゆうけんさん、コメントありがとうございます!

     …………………!!!!!!!!! な……なんという不覚。もう逆に、このまま間違いを晒しておきます。

     やはり作品に入り込めると違和感は薄れていきますよね。読者が入り込んでくれる作品にできるかが……結局は鍵ですね。


     キャラクターはメッチャ愛でながら作ってるので(毎回自分でも気持ち悪い)魂こもってるというお言葉は本当に嬉しいです!

     レオンの微妙なイタさ、伝わっていましたか! よかったです。印象に残っているシーンを教えて頂けるのも嬉しいです。書いてよかった!

     星、レビューも下さって、ありがとうございます!

     これからもどうぞよろしくお願いします!また来てください!
  •  ユーリ・トヨタさん、コメントありがとうございます!

     星、レビューも書いてくださって、ありがとうございます!

     ご紹介くださった作品、覗いてみましたが……なるほど……こういう世界もあるんですね……。うーん、私は「ラノベ好き」にはなれなそうな予感……。

     誰のセリフか分かるようにするというのは、私も気を使ってます。説明臭くならずに、読んでいて自然に分かるように、を目指しているのですが、推敲している時に「あれ、これだと分からない」と気付くことが結構あります。

     セリフのみのやり取りが続くと、わけ分からなくなったりしますよね。私はセリフが三つ以上続くのは基本的に、登場人物二人でのやり取りだけにしています。

     あとは、行間の開け方で、察してくださいオーラを醸し出したり(無責任)

    「海と階段の街、ルキッラの宿」最後まで読んでくださってありがとうございました! 是非また来てください! (^^)/
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