低田出なお

第２回『短歌の秋』投稿作品への応募作品です。

短歌の秋（9月）の投稿作品です。

早朝のゲームセンター「O2」にて、僕と友人のゆきさんはおかしな事に気がついた。

30XX年に始まったその戦争は、多くの犠牲者を生んだ。戦火に巻き込まれた「私」も、その〝多く〟の一部になろうとしていた。

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部一首部門への応募作品です。

家電量販店でウィンドウショッピングをしていた「俺」に、男は軽やかに話しかけてきた。

ある日を境に、トンネルに屯していた不良が消えた。小学生が授業で内壁にイラストを描いてから、数日後の事である。

フリーマーケットで見つけた古びた眼鏡。男はそれを「透視眼鏡」と称して売ろうとするが………

その廃墟には幽霊が出るという噂がありました。日が沈んでから、彼らは私を連れてその廃墟へと向かいました。

鳩が来ない。鳩が見つけられない。鳩が飛ばない。

一度欲しいと感じると、その気持ちは際限なく強くなる。それはだれでも、いつでも変わらない。 無論、死んでも。

その男は人並みに幸せで、人並みに苦心し、人並みに死んだ。71歳だった。

資料には「犬あり」とは書かれていなかったはずである。

アフリカで暮らすバッファローのハデロンには悩みがあった。仲間たちの様子が、何やらのおかしいのである。

全ては、その小さな小さなプライドのために

田んぼ道で時々見かけるあれの話

嘘がばれる。楽しみだ。

閉じ込められた男に、決断の時が迫る

教室に向かう途中、空き教室で頭を抱える友人を見かけた。

その剣は命を一つ奪うたび、使用者に相応の対価を求める。

あの〇〇に行ったんか！

今はもうやめてしまいましたが、少し前まで昼寝をよくするようにしていました。これはその時に見た夢の話になります。

短い時間で読めるようなお話を投稿します。お気軽にどうぞ。

何の変哲もない写真を指して、彼らはそれを「心霊写真だ」と言ったそうです。

全ての工程を終えた。身に覚えはない。

ダンジョンの奥深く、無知な冒険者は剣を引き抜いた。

運転中に後部座席から聞こえるノック。振り返るべきか、否か。

異世界転生を目指す全ての君へ

その店で行われる殺人は、あらゆる証拠が存在しなかった。外傷もなく、体内からも毒物は検出されない。帯川の勤める企業にとって、これほど都合の良い殺し屋はそういなかった。

儀式の各手順には全て意味があります。覆して良い道理はありません。なぜなら儀式はその目的のためのものだからです。

仕事も終わりに差し掛かる昼下がり、後輩から連絡が届く。彼曰く、女の子を助けて刺されたらしい。

主人はいつも、同じ番号で宝くじを買う。当たったことは一度だってなかったが、それでも彼は楽しそうだった。

博士は後悔していた。怪しげなジムトレーナーと契約などしなければ良かったと。

誰かが言った。あの橋には恐ろしいダルメシアンの霊が出ると…

閻魔大王に就任して早や何百年、今日も人は死んでいないらしい

幼いころに見た父の奇行。あれから幾年たったある日、ふとその意味に気づいた。

書店でアルバイトを始めた「私」。下の階からやってくる客は少し変わっていて…

剣士は苛立っていた。自らの所属するパーティーと鎬を削っていたライバルが、転生者をパーティーに入れてからまともにクエストに赴かなくなったのだ。

男は乗る船を間違えてしまい、聞いたこともない離島に上陸してしまった。せめて観光だけでもしていこうと散策を始めるが…