• 二次創作

「極✳︎楽?飼育員」におけるジャパリパークの設定に関する覚書あれこれ

【ジャパリパーク】
日本近海上に、海底火山の噴火によって出現した島々と、そこに定められた自然保護区、内部に存在する自然公園、動物園などの施設や、その管理者団体の総称。日本を中心に、国内外の様々な公的機関や企業の合同出資によって開発、管理、運営がされている。

【フレンズ】
ジャパリパーク内にのみ存在が確認されている、サンドスターと言う謎の物質の作用によって出現した動物の新たな形態。元の動物の性別に関係なく、人間の女性の姿に動物の特徴が備わった外見をしており、出現当初は「ヒト型特殊動物」や「アニマルガール」と呼ばれたが、総じて人間に対して友好的であることから、「人類の新たな友達である」として「フレンズ」と言う通称を与えられた。フレンズ達にも、人間と同様に人権が保証されており、それらはジャパリパーク特例法に基づき守られている。パーク内の動物園で来園者と接したりする者もいれば、人間と同じように学問に勤しんだり、パーク内企業に就職し労働で金銭を得て生活をする者もいるほか、保護区内で野生のまま生活をする者もおり、それらは一部の例外を除き、フレンズ自身の意思で決定することができる。野生のまま生活をする場合を除き、殆どの場合、飼育員からの教育や支援を受け、見極めを受けた後にパーク内の社会に進出するが、飼育員の教育や支援なしで社会進出をする者も稀にいる。

【サンドスター】
ジャパリパーク内にのみ存在する、特殊な物質。その性質は謎に満ちており、日夜研究や解析が行われている。パーク内各所に点在する火山から定期的に噴出しては降り注ぐ、火山灰のようなものであるが、人的被害や物的被害は発生しない。
現時点で分かっていることは、植物の成長の促進や、生物の寿命を伸ばす効果を持っているということ、そして、この物質に接触した動物の姿を変化させ、フレンズを生み出すということのみである。

【ジャパリパーク特例法】
正式名称「ジャパリパーク内における自然保護、動物保護、生活安全、治安維持を妨げる行為の処罰に関する特例法」。ジャパリパークでは自然保護や動物保護の観点から、パーク内での生活や、観光開発などにおいて、様々な規例が敷かれており、これに違反した場合、厳しい処罰を課せられる事となっている。パーク職員はこれらを遵守することを義務付けられており、違反行為をした場合は即懲戒免職となる。来島客が違反行為をした場合は、身柄確保の後の強制送還と、パークへの今後の出入りを一切禁止するなどの処罰がなされるほか、保護区への許可のない立ち入りや、密猟行為などへの処罰は、多額の賠償金に加え懲役が課せられるなど、最も厳しいものとなっている。
しかし、職員や住民が通常通りパーク内で人としての生活を送る場合はなんら支障のない法律であり、パークの自然、動物、フレンズを守る為の予防策として制定された「虫除け」と言うべき側面が強い。

【ジャパリパーク職員規則】
ジャパリパークの職員が遵守すべきルールと、心構えについて記載されている。所謂就業規則である。本部毎に若干の差異が存在する規則が用意されているが、全体的な内容はほぼ同じである。



【都市部・居住区】
パーク内で暮らす住民や職員の為に、商業施設や住宅施設が集結している区域。パークに出資している企業が主に施設の運営、管理を受け持っている。

【パーク内企業】
パークに出資している企業や、パークの管理や運営をするにあたって設立された、パーク内に存在する企業の総称。これらのパーク内に存在する企業によって、都市部にあるコンビニやレストランなどの商業施設や、パーク内の移動の為の交通機関は運営がなされているほか、サンドスターの供給のないパーク外では生活することができない、フレンズ達の進路の選択肢の一つにもなっている。

【特殊動物飼育課】
ジャパリパーク運営本部飼育部特殊動物飼育課(以下、特育課)は、ジャパリパーク内にのみ生息するヒト型特殊動物、通称フレンズの教育、生活支援を受け持つ部署である。特育課は、三つの係に分かれる。

●一係
陸上動物のフレンズの飼育を主に担当する。哺乳類、鳥類、猛禽類、爬虫類など、手掛けるフレンズの種類は多く、特育課では最も大所帯。

●二係
海獣フレンズの飼育を主に担当する。
一係と同様に、フレンズの教育のみを行う事もあれば、フレンズ本人によりパーク内でのショーなどのエンターテイメントへの出演希望があった時は、ショー運営部と連携してそれに準じた教育も行うため、それに準じたスキルも求められる。

●三係
絶滅種フレンズの飼育を主に担当する。
動物管理に関する知識に加え、生態学、考古学などの様々な知識を持つ者が多く所属する。絶滅種フレンズに関する情報は謎が多いため、飼育部の一部署でありながら、研究本部の一部のような位置にある。その為特育課では最も狭き門であり、給与も高い。人手不足であるため、一係や二係の飼育員とタッグを組みながら職務にあたることが多い。

以上の三つの係が存在し、パーク内に点在するベースキャンプと呼ばれるオフィスにそれぞれ派遣され、その周辺地域に住むフレンズの教育を担当する。各係内にいくつかの役職が存在する。

●飼育員
フレンズの教育、生活支援を担当する役職。一人当たり、一人から二人のフレンズの担当をする。フレンズが元々動物であるために便宜上飼育員と呼ばれているが、実態は家庭教師やホストファミリーに近い。

●相談員
フレンズの生活相談、進路相談などを専門に受け持つ役職。窓口でフレンズの対応業務を行うことがほとんどだが、稀に飼育担当も兼任する。

●室長
ベースキャンプ内にある特育課のオフィスに所属する職員を統括する役職。

給料は月給制で、基本給に加えて、研究協力費というものがある。これは、月に一度、飼育員がフレンズの観察レポートを研究本部に提出する事ができる日があり、その手数料を給料に上乗せするというものである。レポートの提出は義務ではないうえ、基本給だけでもそれなりの高給であるため取り組まなくても支障はないが、飼育員自身がフレンズの観察に興味がある場合が多いことに加え、レポートを提出した分だけ給料が増える出来高制であることや、昇進が絡む際に有利になる事に起因して、積極的に取り組んでいる者が多い。また、レポートの内容によっては、さらにその内容について詳しく知るべく、研究本部から提出者に連絡が行く場合があり、場合によっては研究本部のミーティングにも出席する。この場合は、レポート提出の手数料に加えて、更に別の手数料が給料に加算されるようになっている。
なお、カゲロウのように研究本部に調査員として出向している扱いの飼育員に関しては、通常業務の一環として観察レポートと言う名の日記を週に一度研究本部に提出しているのに加え、定期的に研究本部でのミーティングに出席をしている為、基本給の中にそれらの手数料が初めから入っているという形で大幅な昇給がされており、レポート提出を行なっても、研究協力費の上乗せはされない。

【ベースキャンプ】
ベースキャンプとは、ジャパリパーク内に点在する、パーク職員達の活動拠点となる社屋。職員達は自分の担当エリアを管轄しているベースキャンプにそれぞれ配属され、出勤する。職員達の間では専ら「ベース」「オフィス」と呼ばれている。
このベースキャンプは、周辺地域に住むフレンズ達の相談窓口としての役割も果たしている。フレンズが飼育員からの教育を受けることは、一部の例外を除き、フレンズ自身の意思で決定することができる。その為、飼育員からの教育を受けたいフレンズの申請、相談を随時受け付ける事も可能となっている。所謂、フレンズ達にとっての「役所」である。
ベースキャンプに駐在しているのは、特育課各係の飼育員(ただし内陸部のベースキャンプの場合、二係の職員は不在)、相談員、医務部から派遣されている医務員、警備部の警備員と、経営本部の事務員各数名である。

【医務員】
各ベースキャンプ内の特育課のオフィスには、ジャパリパーク運営本部医務部特殊動物医療課(以下、特医課)から派遣された医務員が常駐している。フレンズは「ヒト型特殊動物」であるため、特医課の職員は医師免許と獣医師免許の両方を取得しているか、専門の教育機関で教育を受け、「特動医師免許」を取得している必要がある。そのため、ヒトを診察することもでき、フレンズの健康管理と同時に、職員の健康管理、相談も受け持っている。


【職員の主な持ち物】
●IDカード
所謂職員証。顔写真付き、ICチップ内臓で、職員認証や、ジャパリパーク内の関係者専用エリアに立ち入る際や、勤怠の管理に必要となる。職員は勤務の際には必ず携行することが義務付けられている。

●トランシーバー
ジャパリパークは広大かつ自然保護の観点から、都市部や居住区以外では携帯電話が通じない場所がほとんどであるため、職員同士の連絡は専らトランシーバーで行われる。パーク内での使用に特化した特注品で、かなりの広範囲で高音質での通信が可能。

●拳銃
ジャパリパークにはフレンズのみならず通常の野生動物も数多く生息しているため、保護区に立ち入る機会がある職員は、万が一野生動物に襲われた時の護身用として、拳銃の携帯を義務付けられている。ただし、動物保護の観点から、全弾実弾ではなく速効性の麻酔弾である。ジャパリパーク特例法により、野生動物に対する防衛以外での使用と職務外での持ち出しは固く禁じられており、不正に使用した場合は即懲戒免職となり、逮捕される。

●ネームタグ
パーク職員が一丸となって働けるよう、職員同士互いの名前が一目でわかるように、部署を問わず必ず左胸にネームタグを着用する事になっている。正面から向かって右側にローマ字表記で着用者の苗字が、左側に獣の足形のマークが描かれ、所属部署によってカラーやその中に書かれているマークが異なる。
例1:特育課一係飼育員・相談員
→黄色の足形マークに白い「の」の字
例2:特医課二係医務員
→青色の足形マークに赤十字
例3:特医課三係医務員
→赤色の足形マークに白十字

【バッテリーカー】
保護区内は、環境保護のために、自動車の排気ガスを徹底的に排除しており、通常の自動車では入ることができない。その為、専用の蓄電池式自動車が、各ベースキャンプに数台常備されており、職員達は保護区内の移動には必ずこれを用いる事が規則で定められている。
外見はごく一般的なジープそのもの。蓄電池に充電された電気を用いて、インバーター制御のモーターで走る。四輪駆動であり、悪路でも優れた走行性能を発揮する。

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