新春の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日、元日。相馬主計の復讐劇を描いた『碧血の墓標』、エピローグの公開をもちまして完結いたしました。
相馬たちの牙を見守ってくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
エピローグの舞台となった、明治四十四年の小樽。
史実の永倉新八もまた、この北の地で余生を過ごしました。
彼は小樽新聞の記者に請われ、かつての仲間たちの戦いぶりを語りました。
それが後の『新選組顛末記』となり、悪逆無道の集団と蔑まれていた新選組の名誉を回復させる一助となったのです。
結末で永倉が「相馬の真実」を墓場まで持っていく嘘を選んだのは、歴史の一行には記されない「個人の矜持」を何よりも重んじたからです。