板橋の墓所で、相馬・永倉・島田の三人が揃いました。
今回の裏話は、永倉新八が明治に建てた墓碑について。 実は永倉は、明治に入ってから自分たちのことを『賊軍』ではなく『殉難者』として正当に評価してもらうため、非常に苦労してこの板橋の墓を建立しました。
劇中で彼らが酌み交わす酒は、永倉がいた北海道の荒々しい空気を運んできたものです。
永倉に『嫌な男になった』と言わせた相馬の変貌。
真っ直ぐだった若者が、泥を啜り、仲間を失い続けた果てに辿り着いた『冷徹な覚悟』。
それは、亡き土方副長から最も色濃く受け継いだ『勝つための意志』なのかもしれません。
土方の愛刀『兼定』を再び相馬に託した永倉。 いよいよ三人の狼たちが、上野精養軒へと向かいます。 文明開化の光の下で、彼らが仕掛ける『えげつない復讐』とは。 次回、いよいよ決戦の火蓋が。