非東京人による、東京探訪短歌、『東京千景』が、千首を超え1034首で終了を迎えた。
長い旅路であった。文学的価値、は薄いと思う、理由は短歌の形になってはいるが詩情が殆どないから。けれど、千首以上連ねた「ご当地短歌」には、紀行文的な意味くらいはある気もしている。体験を詠んだからこその、短歌集となっているはず。楽な作業ではなかったが、苦しいだけの作業でもなかった。一歩一歩進んでいる実感を伴う、旅のような1034首であった。
これにて、『東京千景』はお終い。次は、『東京千景2』と銘打って、締め切りも気にせずに気楽に詠んでいこうと思う。その日が来るまで。さようなら。